シンク問題。特にテクノ系ミュージシャンはもの凄くこだわる部分だと思うのですが、DAWソフトウェア・ハードウェアインストゥルメント・モジュラーシンセなど、種類も時代も違う幾つかの機材を同時に使っていると必ずと言っていい程、発音タイミングのズレに悩まされます。特にDAWソフトウェアで超最適なMIDIパフォーマンスを得るにはかなりの苦労を要するものです。
https://www.ableton.com/ja/manual/midi-fact-sheet/
ドイツ・ベルリンのE-RMが開発中のマルチフォーマットのシンク&クロックボックスは、ジッターなしの超正確なクロックを生成するというシンクボックス。DAWオーディオクロック・MIDI・DIN Syncから得た信号は4チャンネルに振り分けられ、それぞれのタイミングをシフトすることや、スウィング値をリアルタイムで加えることが可能になるそうです。モジュラークロックやアナログLFO、5チャンネル分のMIDI USB にも対応しており、これならばすべてのスタジオ機材を接続し、本来あるべき正確なタイミングで機材をコントロールすることができるようになるわけです。
以前、同社が販売するMidi Clockという製品を見たことがあるのですが、それまで感じたことがなかった気持ちよさを感じたものです。テクノビートにこだわるのならば、この辺りにもこだわっていかなければいけないのかなと。