Native Instrumenst のTraktor Pro2 の専用コントローラ、同社のフラッグシップコントローラとなるKontrol S8 の詳細が発表されました。価格は1199 ドル/ユーロ(日本価格は?ユーロ圏の方が若干安いようです)、発売は10月31日からとなっています。
ミキシングのためだけではなく、Remix Deck ・エフェクターを操作・ブラウジング・様々なパラメーターを操作することができるオーディオインターフェイス内蔵のオールインワンのコントローラ。
これまでのフラッグシップコントローラS4 よりもおよそ20%大きなサイズの作りとなったS8。奥行き: 38.7 cm、高さ: 6,6 cm、幅: 58,5 cm、重さ、 5 kg かなりの大きさです。
S4 に装備されていたジョグホイールが省かれたことに関しては賛否両論があるようですが、S8 は「ターンテーブルを回す」伝統的なDJ スタイルとは一線を引き、それに代わるコントローラとしてタッチストリップを搭載しています。
- 高解像度ディスプレイ ブラウジング、トラック・インフォメーション、Remix Deckのセル情報を表示、おそらくコンピューターを全く見ることなくてもTraktorを操作することが可能になっているのでしょう
- パフォーマンスパッド 16種類のカラー表示が可能なパッド、Remix Setセルのトリガー、フリーズ・モードによるスライス・アップとリアレンジ、ループの微調整、またはHotcueを用いた即興の全てをモニターしながら操作可能
- タッチセンシティブエンコーダー ノブをタッチするだけでディスプレイには適した情報が表示される、コンピューターのスクリーンを見なくて操作することができる
- 4Ch ミキサー CDやターンテーブルを接続する4chインプット、マイク入力も可能、スタンドアローンミキサーとしても機能
- ピッチベンド・タッチストリップ ピッチ・ベンディング、トラック・シーキング、ビニール・スクラッチ・エミュレーション可能
- Freeze and Flux これまでTraktor DJ(アプリ)のみの機能だったFreeze、Flux 機能に対応
- オーディオインターフェイス 高出力を必要とされる環境に対応
- MIDI IN OUT シンセサイザーやNI Maschineなどと接続するのもアリ
- プラグ・アンド・プレイ・コントロール マッピングやコントロール・アサインなどの難しい設定は不要
Loop Recorder のセクションやテンポフェーダーはこのKontrol S8 では省かれているようです。