Native Instruments はMaschineソフトウェアのアップデートバージョン2.2 をリリースしました。Maschine 2のオーナーはいつものようにNI Service Center よりダウンロードを行うことがが可能となっています。
今回のアップデートで注目したいのはKeyboard Modeにスケール・コードエンジン、そしてNote Repeat にアルペジオ機能が加わったことです。この機能はハードウェアコントローラ専用の機能で、ソフトウェアからはコントロールすることができません。つまりは、コントローラを使った演奏が今まで以上に楽しくなる新機能といえるでしょう。
まずインストゥルメントを選択した後でKeyboard Modeに入ると、ここでスケールを選択することができるようになっています。スケールの種類はCHROM(クロマティック)から始まり、Major・Minor・Blues・Japanese・Gypsy・・・など15種類用意されています。コントローラのパッドではルートとなる音が強く光っています。ここでパッドを叩いてみると、選択したスケールで、常にキーに合った状態でメロディ演奏を行えることがわかります。
コードモードにはハーモニーモード(HARM)とコードセット(CHD SET)の2種類があり、(TYPE)よりコード構成を選択することができます。パッドを叩いてみると一つのパッドでコード演奏できることを確認することができます。
さらに、Maschine2.2 ではNote Repeat機能にアルペジエーター機能が加えられています。(SEQUENCE)からアルペジオパターンを8種類の中から選択することや、オクターブ、ダイナミクス、ゲートの設定をすることも可能です。コントローラの5から8のボタンにはそれぞれの設定値をアサインすることができるようになっています。スケール・コードエンジンと組み合わせることによって複雑なコードであってもパッドを叩くだけで簡単にアルペジオ演奏ができてしまいます。
Maschine2.2 そのほかの新機能
- Komplete Kontrol keyboard within the Maschine environment
- A batch function to set all sounds in a group to the same MIDI channel. MIDI export available on the Group and Sound levels
- Undocked NI plug-in windows can be pinned to remain active when not in focus
- Scenes can be selected/triggered via MIDI input when MASCHINE is running standalone
- Mix page on MASCHINE and MASCHINE MK2 controllers has been expanded and now provides access to level and pan settings for groups and sounds
- A setting that only turns the metronome on when the Record button is enabled
- Real time group erase function.
- Play quantize option –notes played live on the pads are quantized in real time
- Control software views from the navigate page on MASCHINE and MASCHINE STUDIO controllers
- ALT+Drag for copy-pasting single elements (patterns, scenes, plug-ins) in the Groups / Sounds lists and the plug-in chain
- Browser performance improvements
- Numerous bug fixes, as well as performance and stability improvements
Maschine Studio での使用にはファームウェアアップデートが必要なこと、また、Maschine1オーナーにはMaschine2 へのアップデートスペシャルオファーが間もなく用意されるとのことです。