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Take バージョン1.2

 

今年の夏にリリースされたPropellerHead のボーカルレコーディングアプリTake。内蔵のドラムループにあわせてiOSデバイスのマイクロフォンから3トラック分のレコーディングをすることができるアプリです。インターフェイスグラフィックが洒落ていて操作方法が簡単というのが一番の魅力。私は電車に乗っていて何かレコーディングをしたくなったときにはすかさずこのアプリをオンにします。3トラックのレコーディングができるので、ハモりパートを試行錯誤してみたり、ビートボクシングしてみたり、クリエイティブなことも試すことができるアプリです。価格が無料というのも魅力的です。

昨日リリースされたTake のバージョン1.2 では、動作の細かな改善が行われている他に、同じくPropellerHeadの音楽制作アプリFigure で作ったトラックのインポートを行なえることができるようになりました。これまでのTakeでは内蔵されている簡単なリズムループしか使うことができなかったのですが、今回のバージョンからはFigureでトラックを作って、Take でボーカルレコーディングをするようなことが可能になります。にちろん本格的レコーディングシステムというわけではありませんが、曲のアイデアをスケッチすることができたり、よりクリエイティブなアプリに進化したことが伺えます。

 

 

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Figure エクスポート画面

 

Figureで作ったトラックをTakeにエクスポートするには、(これについての解説が用意されておらず、いろいろなブログを調べた後に発覚したのですが)Facebook のクラウドストレージを使わなければいけないので、Facebookアカウントを持っていない人はちょっと残念なことになります。Facebook嫌いな人もいるので、他の方法も用意してくれればと思うところではありますが、こういったエクスポート方法も今までなかったことなので興味本位もあって、さっそく試してみました。

まずはFigure で作ったトラックを保存した後に、システム>エクスポート>Facebook(画像上)を選択します。ここでFacebookへのシェアが始まるわけですが、自分のトラックを友達には見られたくないという人もいることでしょう。でもそれは心配不要で、エクスポートが完了した後に、公開先(自分だけ、友達、全員)を選択することができます。

エクスポートが完了した後、iOSデバイスのFacebookアプリにアクセスすると、   下の画像のようなアップデート情報が表示されています。ここで「sing on in Take 1.2」を選択します。

 

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Facebook for iOS に表示されるアップロード情報

 

「sing on in Take 1.2」を選択すると、Take のローンチが始まり、Beat Browser にFigure で作ったトラックのタイトル(ここではTilyjo)(画像下)が表示されます。これをDONE!

 

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Take のBeatブラウザー

 

プレイボタンを押すとFigureで作ったトラックが再生されることが分かります。あとはいつものように3トラック使ったレコーディングを始めることができます。

 

Facebook を使ったファイル共有方法は思った以上に簡単です。でもFacebook アカウントを持っていない人のためや、インターネット環境のない場所(外出先、旅行中など)でも使えるような別の方法があっても良いように感じます。とはいえ、いつでもどこでも気軽にレコーディングすることのできるアプリTakeと、簡単操作でトラックを制作することができるFigure のコンビネーションはエレクトロニック音楽を初めたばかりの人でも楽しめるアプリです。まだ試したことのない人はぜひどうぞ。

 

Take/App Store にてフリー

Figure/App Store にて¥100

 

 

 

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