ドイツのシンセサイザーメーカーWaldorfが2015年第2四半期にリリースを予定しているiPad ドラムマシンAttack の詳細が発表になりました。Attackは同社によって2001年にVST プラグインシンセとしてリリースされ、今なお特にテクノアーティストの間では人気のあるドラムシンセサイザーの一つ。このAttackが2015年にはiPad アプリとして復刻、iPadミュージシャンにとっては願ってもないニュースに違いない。対応するiPadのバージョンはiPad 3 (Retina), iPad mini (1,2,3), iPad Air (1,2)となっている。
iPad バージョンのAttackには24種類の音色が備わり、各音色はタッチユーザーインターフェイスを使いながらフルにプラグラムしていくことが可能。そして16ステップのシーケンサーを使いリズムパターンを作っていくことになる。オシレーターは太く、フィルターは柔軟性に富み、エンベロープは早くキレのあるサウンドを作ることができる。各ドラムサウンドには4つのインサートエフェクターを掛けることができ、エフェクターの種類はディレイ・イコライザー・ドライブ・フェーザー・フランジャー・コーラス・フレーズボコーダーなど。フレーズボコーダー?おそらくWaldorf NAVE に搭載されていたものと同様、歌詞を入力することによってボコーダートーンでの発声が可能になるもののようだ。またAttackのシンセエンジンはポリフォニックでの発音も可能で、シンセ・ベース・リードサウンドを作ることもできる。ドラムパターンと掛け合わせることでナイスなグルーブパターンが作れるに違いない。NAVEと同様、ディープなサウンドメイキングを可能とするAttackはiPadの必須音楽アプリとなるだろう。価格は17.99$となっている。
- 24 different sounds
- 4 independent insert effects with
- Delay
- EQ
- Drive
- Phaser
- Flanger
- Chorus
- Phrase Vocoder – a novel vocoder controlled by written text
- Algorithmic reverb as send from every single effect channel or directly from sound
- Compressor for the output sum
- 16-step pattern sequencer
- Fractional track/step timing
- Polyphonic steps
- Audiobus support
- Inter App Audio support
- Core MIDI support
- Export song to audio file
- Dynamic voice allocation
- compatible with iPad 3 (Retina), iPad mini (1,2,3), iPad Air (1,2)
- Minimum iOS 7.0 required
- Content control via iTunes
- Trigger pads
- Mixer
- Recording