特に最近、シンセサイザーの解説やレビュー記事(英語)を読んでいるとdirtyとかGrittyとかGrimyとかMuddyとかいう形容詞をよく見かけるのですが、これは音楽制作環境がデジタル化したおかげでクリーン過ぎるサウンドが主流になってきてしまっていることへの反動なのでしょう。でもERDユーロラックシリーズERD/ERD(Earth Return Distortion)モジュールは本物のダーティサウンドなのかも。
ERD/ERDモジュールには本物の土を入れる容器が装備され、土の電気抵抗を使ってオーディオ(CV) 信号に歪みや増幅を加えることができます。では土が湿っていれば音が変わるのか?砂だったらどうなるのか?ミネラル成分は多いほうがいいのか?もうほとんど科学の実験に近いものがありますが、何はともあれ、この発想が素晴らしいです。
下のデモではRS-95eからのサイン波がERD/ERDによってモジュレートされています。
165ユーロ、10ユニット限定