Native InstrumentsはKOMPLETE KONTROL の新バージョン1.5 のリリースを予告しました。リリースは10月28日。
KOMPLETE KONTROLはNIのコントロールキーボードS-シリーズに付属するソフトウェアで、KOMPLETE (NIの膨大な量のソフトウェアやライブラリー)を一括して管理できるソフトウェアです。ソフトウェアとキーボードは常にリンクし、キーボードから直接プリセットのブラウジングを行うことができます。またソフトウェアのパラメーターがキーボードのコントローラノブに自動的に表示されるので、面倒な設定なしに音色コントロールを行えたり、キーボードのユニークな機能(タッチストリップやアルペジエーター、スケール、コード機能)を使う演奏が可能です。
以上がこれまでのKOMPLETE KONTROLの主な機能なのですが、問題はNI製のプラグインしか管理することができなかったことです。このキーボードを使っている人ならわかってくれると思いますが、とにかく便利なので、どうしてもNIのプラグインばかり使ってしまう傾向が強くなります。逆にサードパーティ製プラグインを開くととても不便に感じてしまい、スタジオの中心的存在であるMIDIキーボードとしてはあまりフェアではなかったような気がします。AKAI Professional がADVANCE シリーズというコントローラキーボードでVSTプラグインとの統合をすでに実現していることもあり、後手に回ったNative Instrumentsがどのような融合を実現するのかが期待されていたところです。
そしていよいよ今月末にリリースされるKOMPLETE KONTROL 1.5ですが、昨日これに伴う3つのニュースが発表されました。
- VST対応 キーボードからVSTソフトウェアのロードとコントロールが可能
- NKSフォーマットの導入 NKS対応ソフトウェアはNIのKOMPLETE製品と同じレベルでの統合が可能。
- KOMPLETE SNTROL S88 Fater社製フルウェイト・ハンマーアクションタッチ、88鍵キーボード新発売 価格999ユーロ
とくに注目されるのが、新しく導入されるNKS(Native Kontrol Standard)という拡張フォーマットです。このNKSに対応するサードパーティ製ソフトウェアであれば、NI KOMPLETE製品と同じようにプリセットのブラウジング、パラメーターの自動表示、LightGuide(キーボードのイルミネーションガイド)、スマートプレイ(アルペジエーター、コード、スケール機能)を使った演奏が可能になるとのことです。KONTROL Sキーボードだけでなく、MASCHINEからの操作も可能となるようです。
ただ、これにはプラグインの開発者が自らNKS対応のアップデートバージョンを作成リリースしなければなりません。現時点でNKSフォーマット導入を表明しているメーカーは以下の通りです。競合メーカーの名前を見るとホッとする部分もありますが、果たしてこのフォーマットはスタンダードなものとなるのでしょうか?
- Arturi
- U-He
- Output Audio
- Soundiron
- Heavyocity
- Spitfire
- ProjectSAM
- Softube
- XILS Lab
- Waldorf
- e-Instruments
- Sonokinetic
- Evolution Series
VSTプラグインの統合に関してはあまり詳しい説明がされていませんが、このあたりに関してはまたリリース後にレポートしたいと思います。