スウェーデンのシンセメーカーTeenage EngineeringはポケットサイズのシンセPocket Operatorの新シリーズPO-32 Tonicのリリースをアナウンスしました。Pocket Operator は一枚の基盤の上にスイッチやディスプレイを配置したミニシンセサイザーで、これまでドラムマシーン、ベース、リードシンセサイザー、ノイズ・パーカッションなど6種類のOperatorがリリースされてきましたが、特にそのユニークなサウンド、機能、ルックスで注目を集めています。
新機種となるPO-32 Tonicは16種類のサウンドを使ってパターンを打ち込むことができるドラムマシンです。目玉機能は同じくスウェーデンのソフトウェアメーカーsonic charge社のVST/AUソフトウェアmicrotonicとのリンク機能で、ソフトウェア内でサウンドのエディットを行うことができたり、内蔵マイクロフォンを経由してサウンドやパターン等のデータを転送できるようになることです。
ちなみにmicrotonicはサンプルを使わない純粋なシンセエンジンを搭載するドラムシンセで、そのユニークなサウンドを特徴としています。開発には元PropellerHeadチーム、Teenage Engineering OP-1のCWOエフェクトのディベロッパーであるmagnus lidströmが携わっています。下のビデオはPO-32 Tonicとmicrotonicのデータ転送についての解説です。
機能:
- サウンドを転送するマイク
- カスタマイズ可能な16種のサウンド
- 16 パンチイン・エフェクト
- 16 ステップのシーケンサ
- パラメータロック
- 内蔵スピーカー
- 3.5 mm オーディオ I/O
- jam 同期端子
- LCD ディスプレイ
- 折りたたみスタンド
- 時計 + アラーム機能
- 電池 (2 x 単4)
- バッテリー寿命1ヶ月
- 64までのパターンをチェーン可能
- microtonic vst/auプラグインとの互換性
価格と販売時期:
- PO-32 tonic + microtonic vst/au バンドル
- $139 teenage.engineeringオンラインショップのみの限定
- PO-32 tonic 単体
- $89 2017年4月第1週目に発売予定