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Native Instrumentsの制作&パフォーマンスシステムMASCHINEの新機種MASCHINE mk3がアナウンスされました。MASCHINEはコンピュータソフトウェアとハードウェアが連動して動作するグルーブマシンです。MASCHINEは現在4タイプのハードウェア(MASCHINE STUDIO、MASCHINE JAM、MASCHINE、MASCHINE MIKRO)が発売されていますが、 今回リニューアルされたのはスタンダードサイズのMASCHINEです。前機種MASCHINE Mk2が発売されたのが2012年10月なので、5年ぶりにリニューアルということになります。

新しいMASCHINE のサイズは旧型Mk2とほぼ同じです。ワークフローはかつてないほど進化し、アイデアのスケッチやキャプチャーをすばやく行えるようになったとのこと。また本日同時発表されたKOMPLETE KONTROLキーボードMk2 との連携も強化、さらに筐体のデザインが統一されているので、二つ並べればドキドキ感は倍増するに違いありません。

 

 

では、新しいMASCHINE Mk3は旧型のMk2と比べて何が変わったのでしょうか。

まずパッと見てすぐに気がつくのが新搭載のカラーディスプレイ2基です。膨大な量のKOMPLETE音源の検索や、波形編集、ミックス、エフェクトの設定、シーケンスパターンの作成そのほか、コンピュータのスクリーンを見なくてもほとんどの作業をこのスクリーンで行えるとのこと。ついついスクリーンを指で触りたくなりますが、タッチ式のスクリーンではありません(苦笑)。

MASCHINE Mk3のハイライトその2は、96hz/24bitのオーディオインターフェイスが内蔵されたことです。(拍手!)ライバル機種AKAI MPCは随分と前から搭載していただけに、MASCHINEユーザーの念願がついに叶ったといったところでしょう。MASCHINEを持ち歩いている人はもうオーディオインターフェイスを持ち歩く必要がありません。

オーディオインターフェイスには入力端子も付いているので、外部シンセ音源や自慢の歌声をサンプリングして、すぐにスライスするような作業も難なく行えるはずです。(実機テスト予定)

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MASCHINEユーザーとして一番ありがたく思ったのは4つの機能ボタン( Pad Mode、Keyboard、Chorus、Step)が追加されたことです。これまでパッドをキーボードモードに変更するには親指と人差し指を大きく広げて2つのスイッチを押さなければなりませんでした。ステップシーケンサーモードに入るには左端にあるスイッチを押さなければなりませんでした。Mk3はこれがスッキリ解消され、スイッチ一つで4種類のパッドモードにダイレクトでアクセスできます。特にライブ中の操作が楽になります。

MASCHINE JAMではすでにおなじみのSmart StripがMASCHINE Mk3にも1本搭載されます。たとえばパッドでコードを押さえながらこのタッチストリップをツルッとなぞるとギターのストラム演奏のようなことができたり、高度なアルペジオ演奏ができたり、ピッチベンド、エフェクトのパフォーマンスに使えます。

4×4のパッドの感度が改良され表現力が向上。触り心地もかなり良くなっています。

本体中央の左にあるプッシュ式エンコーダーが、4方向のプッシュ式エンコーダになり、ファミコンのコントローラをいじっているかのような印象なのですが、とにかくブラウズやナビゲートが楽になります。

これまで通りUSB 2.0によるバスパワー駆動、そしてACアダプターによる電源供給が可能になりました。ACアダプターを使った方がパッドやスクリーンはより明るく鮮明になるとのこと。それから本体背側に電源スイッチが搭載されたので、おやすみの間はスイッチをオフにできます。(今までできなかったので何気にうれしいです)

なお、今回のMk3の発売にあたってソフトウェア側の大型アップデートは予定されていないとのことです。

MASCHINE Mk3 の価格は税込み72,800円 Mk2と同じ価格です。オーディオインターフェイスが内蔵されたことを考えるとこれは、ナイスな価格です。

白バージョンの発売予定はありません。

MASCHINE Mk3

 

 

 

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