Native Instrumentsの新しいZ1 MK2は、サウンドカードを内蔵したコンパクトなDJミキサーで、Traktorが持つ基本機能をすべて操作できる設計が特徴です。初代モデルが2013年に発売されてから11年ぶりの新モデルであり、昨年リリースされたX1 MK3と同様に、スタイリッシュなマットブラックのデザインが採用されています。


Traktor Z1 MK2は、ミキシングを学ぶDJから、ポータブルでパワフルなDJコントローラーを必要とする経験豊富なプロまで、すべてのDJを念頭に置いて設計されています。シンプルなレイアウトには、2チャンネルのボリュームスライダー、クロスフェーダー、3バンドEQ、専用のミキサーエフェクトコントロールが含まれています。Z1 MK2は、付属のTraktor Pro 4とシームレスに連携し、数分でセットアップしてパフォーマンスを開始できます。

主な特徴

個別ステムコントロール – Traktor Pro 4にはiZotopeのRXテクノロジーを使ったステムセパレーション機能が搭載されています。これにより、既存の楽曲ファイルをドラム、ベース、楽器、ボーカルに分離してプレイできるようになったわけですが、Z1を使えば、各ステムのミュートやボリュームの微調整が可能になります。例えばトラックAのボーカルだけを使って、トラックBのドラムとミックスするようなことが容易に行えます。

光のガイドシステム – Z1筐体の底部にはLEDライトが埋め込まれており、トラックが終了しそうな時や、ループが動作している場合など、ライトがチカチカと光り、スイッチの切り忘れなどのミスを防ぐことができます。また、ライトをカスタマイズして自分好みの色に設定することも可能です。本体上部にある3つのOLEDディスプレイには、ミキシング情報、EQやステムのパラメーター、ミキサーエフェクトの選択、マスター出力メーターなどが表示されます。

オーディオインターフェース – Z1には24ビット/96 kHzのオーディオインターフェースが内蔵されており、追加の機材なしでTraktor Pro 4を使用できます。ミニジャックコネクタを使ってさまざまなスピーカーに接続し、USB-Bポートを介してラップトップを接続できます。


4デッキコントロール – Z1 MK2はTraktor Pro 4で最大4つのデッキをコントロールできます。スイッチを切り替えることによって、デッキA+BからデッキC+Dのコントロールに切り替わります。異なるページを移動するとフェーダーには現在の値が反映されませんが、Soft Takeoverというディスプレイ機能によってフェーダーの操作が指示されるようです。

Traktor Pro 4が付属

世界中のDJブースでパイオニア製品が多くのスペースを占めている中、TRAKTORユーザーにとって、このコンパクトで多機能なDJコントローラーは場所取りのストレスを軽減してくれるでしょう。ステムセパレーションの操作を使いこなせるようになれば、独創的なDJプレイが実現できるに違いありません。

Native Instruments

価格 249ユーロ

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です