Superbooth 2025で、Novationの新しいMIDIコントローラー「Launch Control XL 3」が発表されました。

私は会場で実機を触ることができましたが、想像以上に完成度の高いモデルだと感じました。派手さはありませんが、制作の現場でしっかりと機能してくれる頼れるツールという印象です。コレを待っていた人結構多いのではないでしょうか。

 

確実な進化を遂げた後継機

Launch Control XLシリーズは、これまでAbleton Liveとの相性の良さから定番コントローラーとして人気を集めてきました。

今回登場したXL 3では、Liveだけでなくスタンドアロンでの使用やハードウェアとの連携にも対応し、活用の幅が大きく広がっています。

主な進化ポイントは以下のとおりです。

  • スタンドアロン対応(PC不要で動作)

  • 5ピンMIDI(IN / OUT / THRU)搭載  

  • 視認性の高いOLEDディスプレイ

  • 最大15個のカスタムモードを本体に保存可能

  • 上質なデザインと質感(Launchkey Mk4シリーズと共通) これはかなりのプラスなのではないでしょうかね!

 

操作子とレイアウト

つまみやボタンの数や配置も大きく見直されています。

実機で触れてみて思ったのは、品のあるプラスティック筐体、全体の作りにしっかり感があり、長く使えそうだと感じました。

  • 24基のエンドレス・ロータリーエンコーダー(3列×8)

  • 8本の60mmフェーダー(ピックアップモード対応)

  • 16個のアサイン可能なボタン

  • 再生・停止・録音・トラック移動などの専用ボタン

  • ページ切り替え用ボタン、ファンクションボタン

ノブはエンコーダー式で回転に制限がなく、モード切り替えを活かした使い方ができます。

LEDインジケーターは必要最低限の情報を表示するのですが、めちゃ小さいという印象はありますが、視認性に問題はないと思います。

フェーダーはなんと60mm!いいですね。滑らかな動きで、特に音量調整などの細かな操作がしやすいです。ボタン類はしっかりとしたクリック感があり、誤操作を防いでくれます。

 

 

柔軟なカスタマイズと拡張性

Launch Control XL 3は、Novationのウェブアプリ「Components」を使うことで、各操作子にMIDI CCやNRPNなどを自由に割り当てることができます。

設定は本体に保存されるため、一度マッピングしてしまえばPCに接続することなく使用できます。

また、MIDIベースのAPIも公開されており、開発者による拡張やカスタムスクリプトへの対応も視野に入れられています。

ドライバ不要で、プラットフォームを問わず使える点も安心感があります。

Components

 

付属ソフトウェア

以下のプラグインとソフトウェアが付属しています。

  • Ableton Live 12 Lite

  • Klevgrand Fosfat

  • Baby Audio Parallel Aggressor

  • Output Movement

特にFosfatは、トランジェント処理に特化した個性的なプラグインで、Launch Control XL 3との相性も良さそうです。

価格と発売時期

  • 価格:¥28,600

  • 発売予定:2025年6月以降

 

 

Novation

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