CableguysのShaperBox 3は、音量やフィルター、タイム、ドライブ、リバーブなどのさまざまなシェイパーを、
一つのインターフェイスで“描くように操作”できるプラグインです。
今では多くのエレクトロ系ミュージシャンが、サイドチェーン機能や、エレクトロならではのリズムや動きを作るためのツールとして愛用しています。
私自身、このプラグインが好きな理由のひとつは、
公式チャンネルやユーザーによる解説動画が非常に充実していて、新しいトリックを次々と学べることにあります。
こうした「学びの多さ」も、Cableguysがここ最近もっと勢いのあるプラグインメーカーと呼ばれる理由なのだと思います。

さて、そんなShaperBox 3に、新モジュール「PitchShaper」が加わりました。これでShaperbox 3には11のシェイパーエフェクトがビルドインされることになりました。
PitchShaperピッチをLFOで自在に変化させ、まるでDAWのオートメーションを書くように音程をコントロールできるエフェクトです。
単なるピッチ補正ではなく、“ピッチを演奏する”感覚が特徴です。
808キックのディケイにグライドをかけてみたり、
平坦なパッドのピッチを帯域ごとに分けて動かしたり、
フォルマントを独立して操作したりと、ボーカルエフェクトからベースのトリックまで使い方は自由。相当クレイジーな音作りも可能です。
使ってみて思ったのは、
「これまでAbletonなどのピッチオートメーションでも似たことはできるけれど、
やはりPitchShaperの方が音の反応が自然で、扱いやすいこと、そして音楽的な遊びに没頭できる」という点です。
PitchShaperで、新しい表現方法を手に入れましょう!
価格と対応環境
PitchShaperは単体で €39 / $39(USD/EUR)で販売されています。
すでにShaperBox 3を所有しているユーザーは、€19のアップグレード価格で追加可能です。
また、Cableguys公式サイトでは現在Black Fridayセールも開催中で、
ShaperBoxバンドルが特価になっています。
対応フォーマットは VST / VST3 / AU / AAX。
Mac(Apple Silicon / Intel)およびWindowsに対応しています。
デモ版も用意されており、機能制限なしで試用できます。
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