ドイツのPloytec 社開発による πλ2 (ピーエルスクエアド)、もしかしたら世界最小のシンセサイザーかも?と2013年に話題になったシンセサイザーです。サイズは 4.65 cm 四方、重さ30g 、見ただけではとてもシンセサイザーとは思いつかないようなルックスなのですが、それでも立派なシンセサイザーなのです。
NAMM2015 ではπλ2 の新しいファミリー、白いボックスに包まれたπλ2 Leukosが展示されるようです。
今度のπλ2 Leukos はUSB端子を装備。コンピューターもしくはiPadと接続することで音が出るシンセサイザーです。ソフトウェアエディターも付属し、音色エディットも行えるわけです。MIDI アウトプット端子が付いているので黒い方のπλ2と合体させてデュアルで音を出すようなこともできるようです。
NAMM 2015 ではπλ2 のファームウェアアップデートバージョン2.1も展示予定。このアップデートバージョンではMIDIマッピング機能が追加されているので、MIDIコントローラを使った操作を楽におこなえることができるとのことです。
DSP Synthesizer からリリースされたdsp-Gplug は15のオシレーター+24dbローパスフィルター+フィルターレゾナンス付きのバーチャルアナログシンセサイザー。MIDIソケットの中に同社のシンセキットdsp-G1 が内蔵されています。最大5和音まで演奏できるパラフォニック仕様。MIDIケーブルを通して電源供給される仕組みになっています。MIDI CC を使って19のパラメーターをコントロールすることもできるそうです。
以前、ドイツのPloytec 社開発による πλ2 (ピーエルスクエアド)というシンセサイザーを試してみましたが、もしかしたらdsp-Gplugこそが世界最小のシンセサイザーといえるかも?価格は80ドルとなっています。
⬇️でデモサウンドを聞くことができます。ちょっとノイジーではありますが、割と個性的なサウンドかも。
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MusikMesse 2013 で話題になった、ドイツのPloytec 社開発による πλ2 (ピーエルスクエアド)にちょっとだけさわる機会があったので報告しておきます。
πλ2 はわずか 4.65 cm 四方、重さ30g のプラスチック製のボックスにMIDI in端子とRCA outとUSB Mini 端子が付いているミニミニシンセサイザー・モジュールで、普通に見たらこれがシンセサイザーとはとても思えないルックス。簡単になくしてしまいそうなサイズですが、そこが凄いところです。電源をMIDI端子から供給できるといのもちょっとした驚きですが、ケーブルによっては電源供給しないものもあるので注意が必要です。
ではこのスイッチもツマミも付いていない πλ2 でどのように音色を作っていくのか?というのが最初の疑問だと思うのですが、πλ2 はMIDI CC メッセージを使って音作りをしていきます。例えば、波形の選択から始まり、フィルターの選択、フィルターの調節、エンベロープの調節などをDAWソフトウェアやMIDIコントローラを使って管理することができるのです。サポートされているMIDI CC は52種類で、この MIDI CCリストをみれば、なるほど、と納得できるでしょう。
また、エディターを使ってコンピューター上で音色作りをすることもできるようではありますが、現在のところはWindows版のみがリリースで、Mac版は間もなくリリースされるとのことです。
πλ2 は2オシレーターのデュオフォニックとよばれるシンセサイザーで、オシレーターをスプリットするDual Modeにすることで和音(発音数は少ないですが)をならすこともできます。オシレーターには矩形波とPWMを組み合わせた4種類の波形、フィルター部にはアナログとデジタル両方が採用されています。
サウンドはシンプルなアナログシンセサイザーといった感じで、ベースサウンドからリードサウンドなどカバーできるもので、低音から高音までしっかりとした音がなります。通常のハードウェア機材に比べると音量が小さく、フラットに聞こえます。
外部MIDIキーボードを使った時にはピッチベンドやモジュレーションホイールも使うことができます。モジュレーションのデスティネーションには DRS Release, OSC Volume, Filter Resonance, Filter Cutoff Analog, PWM 1, PWM 2から選ぶことができ、これらのコンビネーションによる128種類のモジュレーションホイールモードも用意されています。ビブラートやトレモロのようなものから、トリッキーな効果を付け足すことができます。
また、これだけ小さなシンセサイザーであっても32種類のファクトリープリセット、加えて、32のユーザープログラムメモリーも用意されているのも嬉しいところです。
決して派手な演奏を楽しむ類いのものではなく、シンプルなフレーズをつくることや、シンセサウンド作りを楽しむシンセサイザーのように感じました。とくにAbleton Liveと接続してクリップオートメーションを書き込みながらフレーズを作るのが楽しかったです。MIDIは特に遅く感じることもなくタイトです。
また、ちょっと部屋の隅に追いやられた古いMIDIコントローラでもこのπλ2を接続すれば立派なシンセサイザーに生まれ変わります。MIDIコントローラにたくさんのフェーダーやツマミが付いているのならリアルタイムでサウンドコントロールできるので、さらにうれしくなります。
それにしても、やはりこのサイズは凄いですね。
πλ2は11月下旬国内発売予定、価格は¥12,600
ESI UDJ-6は、プロ仕様の24bit/96khz対応 USBオーディオインターフェイス。サイズはわずか7 cm x 6 cm x 2 cmで 、Native Instruments Audio 2(9.1cm x 5.9cm x 2.26cm) よりもやや小さくなる。
フロントパネルには4つのアウトプット(RCA端子)リアパネルには2つのアウトプット(ヘッドフォン端子)とUSB端子が用意されており、バスパワーで駆動する。移動が多いコンピューターDJにとってはかなりの朗報でしょう。£89
- 24-bit / 96kHz D/A converter
- 6 independent output channels
- 2 output channels with 1/4″ TRS headphone output
- 4 output channels with RCA connectors for output 3/4 and 5/6
- compatible with Windows XP and Windows Vista/7 supporting ASIO 2.0, WDM, MME (using ESI’s EWDM driver technology)
- compatible with Mac OS X and supported by the native CoreAudio USB audio support from Apple, no special driver installation required
- compact and portable design with around 7 cm x 6 cm x 2 cm
- includes license of Deckadance LE from Image-Line Software
寸法は7.5cm(W)2.5cm(D)11cm(H)ポケットに簡単に収まってしまう程の大きさのデジタル音源搭載のシンセサイザー。MIDIコントローラーとしても、MIDI音源としても使える内容になっています。デモ音源はリンクから。値段は195ユーロ。
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