CDの音とレコードの音はどちらがよいのか?という話題は今でも音楽愛好者の間ではよくもちあがるトピックス。レコードの音はより暖かみのある音で、CDの音はもっとクリアーで、、云々。さて、上に紹介しているビデオはRed Hot Chilli Peppersの’I’m with You’というトラックのCDバージョンとレコードバージョンの聞き比べ。どちらも同一のエンジニアによってマスタリングされたもの。
まずレコードバージョンの方は音の波形が大きく波打っているのがわかると思います。特にサビのメロディーの部分で波形が大きくなっています。それに対しCDバージョンの方の波形はほとんど平な状態。そして右側に表示されているメーターではレコードだと大きくメーターが上下する(9dbの幅)のに対してCDバージョンではほとんどメーターが動かない状態(4dbの幅)。音を聞き比べてみると特にドラムの音とギターの音が違いますよね。レコードの方がクリアーに聞こえるけれど、CDの方がなんだか人工的。明らかにCDバージョンには派手にコンプレッサーがかけられているようですが、皆さんはどちらの音が好みでしょうか?
もちろんCDとレコードの音は違うもの。でもここでわかる事はマスタリングの作業の段階で故意にこのような音のクオリティの違いが作られているということ。なのでCDがいいかレコードがいいかというよりも、このマスタリングがいいか悪いかという話になってくるわけです。
しかしどうしてRed Hot Chilli Peppersはこのようなクオリティの違うバージョンを作ったのでしょうか。レコードバージョンは一部のオーディオレコードマニアの為なのか、それとも昨今のコンプレスしすぎた産業音楽へのアンチテーゼなのか。
ベルリンのレーベルI am Singleからリリースされたニュートラック。リミックスで参加させてもらっています。オリジナルはイタリアはローマのシンガーとプロデューサーCascaoLady&Maruによるミドルテンポのニューディスコトラック。リミックスはLogicProですべてまとめました。初めてミックス(自信ないのですが)を自分で行ってみたのですが、まだまだ音が細いですね。そこは今後の課題です。最後に出てくるサックスのフレーズはオリジナルトラックからのサンプルですが、この部分がこのトラックのキーポイントとなるような構成を考えてみたのですがどうでしょう?? エレクトロファンキーディスコなアプローチをしてみました。
Dear friends,
here comes the second installment of Cascao & Lady Maru “Burundance remixes by:
Rodion, Ikuo & Khan.
The album “Gong” is due late November 2011.
パラダイスガレージという名前のニューヨークにあった伝説のクラブ。年輩のクラバーの方々からはよく話を聞いていたのですが、たしてそれがどんなものだったのかはあまり想像ができませんでした。昨日たまたま発見したそんなパラダイスガレージのライブ音源。1979年、2周年記念パーティが行われていたパラダイスガレージの模様がNYのラジオ局によって放送され、録音されたテープは1990年にDATに録音し直され、そのまま保管されていたそう。そして最近になりBBCのラジオ放送局によってそのDATテープが発掘、そのテープは十二分に放送の価値がある物とみなされ1979年のライブ音源が今こうして再び日の目を見ることに。
5時間に及ぶ音源、Loleatta Holloway、Dan Hartman、Sylvesterといったディスコクラシックの大御所らのライブに始まり、ハイライトはなんといても伝説のDJとして知られるLarry LevanのDJセット。彼のプレーする音楽のパワーは、家で聴いているだけでも十分に伝わってきます。ディスコファンにとっては居ても立ってもいられない内容なのでは。
wikiよりーーー客層は主にゲイの黒人であり、伝説的なDJ、ラリー・レヴァンがプレイしていた。ラリーは幅広い音楽の知識を元にディスコ、ロック、ヒップホップ、ラテン音楽、ソウル、ファンク、テクノ・ポップな どありとあらゆる音楽を掛けて一晩中客を踊らせ、その有様はそこに集う客の熱狂を伴って殆ど宗教儀式のようであったと言われている。また、ラリーは独学な がら優れた音響の専門家でもあり、エンジニアのリチャード・ロングと共にパラダイス・ガラージに自らの手で構築したサウンドシステムは大音響でありながら 非常にクリアな音で、ダンスフロアの中央にいても容易に客の間で会話ができたとも伝えられている。
via Dangerous Mind
すっかりロマンを失いかけていた言葉「タイムトラベル」ですが、、、今日の新聞によるとまだまだその可能性が十分にあるとか。音楽的インスピレーションが一気に膨らんでくるような。昔好きだった原田真二の「タイムトラベル」という歌が頭を渦巻いてます!!歌詞が面白いのでぜひ。
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ずっと前から挑戦してみたいと思っていたGarageBand for iPadでのトラック制作。使用機材はiPadのみでどこまでできるのかがんばってみました。コンピューター版GarageBandに比べたら制限だらけの機能なので、かゆい所に手が届かないような思いをしながらの制作時間2時間。トラックは懐かしい雰囲気の歌謡ポップ。ボーカルトラックの予定ですが今回はカラオケのみです。展開はイントロ、Aメロ、Bメロ(サビ)、間奏、Bメロ(サビ繰り返し)、エンディングという典型的なパターン。上の写真は完成したトラックのアレンジ画面。
コンピューターに比べて断然に狭いiPadのスクリーンでは、この(写真上)ソングセクションという機能を使ってそれぞれのセクションをアレンジしていきます。それぞれのセクションに集中して作業が出来るという点で、この機能は悪くないと感じました。
さすがにiPad上のキーボードで和音を弾くのは大変なので、自動的に和音を生成してくれるSmart Keyboardを使ってみました。和音は限られたものしか用意されていませんが普段手弾きでは出来ないこともできたりするのでプレーしていて楽しかったですね。(イントロで使用)
ギターフレーズも同様、SmartGuitarを使い和音を選択し、AutoPlayで自動的にギターアルペジオを演奏させています。ギターを演奏できない筆者にとってはありがたい機能。
リズムはトラックではApple Loopsのカントリー系のリズムサンプルを使ってみました。エフェクター類がもうちょっと充実するといいのですけどね。間奏部。気合いのエレピソロにチャレンジ。やはりGarageBandでMIDIエディットが出来ないのはどうかと思ってしまうところです。間違いを修正できなかったのでエコーを多めにしてごまかしています!!
さて完成したトラックです。もう少し手を入れたい箇所はいろいろあるのですが、どうでしょう? はやくメロディーをつけてあげたいですね。
Garageband demo trakc no1 by ikkuberlin
GarageBand for iPadについて 音楽作りを経験している人にとっては、シンプルな曲のデモを作ったりするのにとてもいいアプリだと感じました。むしろこのくらいシンプルな方が音楽的にはいいのではないでしょうか。しかしやはりMIDIのエディット機能はぜひ次のバージョンアップで搭載してもらいたいですね。それから欲をいえば、アレンジ画面にトラックのソロ、ミュートスイッチが付いていればより便利なんですけどね。
作曲家、マルチ楽器奏者、ライターのMichael Hearstの実験ビデオOde to odd Instruments。明和電機のチャチャから始まりオタマトーン、テルミン、メロディカなどが加わり、ルーマニアやハンガリーのジプシー音楽を思い起こさせるノスタルジックな音楽を作っていきます。
このMIchael Hearstというアーティスト、とても面白い活動をしている人でデビューショーの際には自身でアイスクリームカートを作りそれをテーマにライブショーを行ったそうです。