maschine231

 

 

NI MASCHINE がアップデートバージョン2.3.1 をリリースしました。アップデートはいつものようにNI Service Centerアプリから行うことができます。(無償)

MASCHINE 2.3.1 にはブラウザーに「お気に入り機能」が追加されました。ソフトウェアからでもハードウェアからでも、お気に入りのキット、サンプル、インストゥルメント、エフェクトすべてに☆印のマークを付けることができるようになる便利な機能です。特にKOMPLETE をインストールしている場合には似たようなプリセット名が多く、例えばどのベースの音色が好きだったのか?忘れてしまうようなことがよくありました。これからはまずお気に入りチェックを入れたものだけを表示させ、すぐに作業に取りかかれます。

 

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tanzmaus

 

 

ドイツ・ベルリンのハードウェアメーカーMFBが新しいドラムマシンTanzmaus を開発中のようです。Tanzmaus…(.踊るネズミ)…は、同社のアナログドラムマシンTanzbär…(踊る熊)….のコンパクトバージョンといったスペックのようで、本体のサイズの方も熊より小さいネズミサイズとなるようです。画像を見る限り、4つのインストゥルメント(キック、スネア、クラップ、タム)と、本体右中央にある2つのインストゥルメント(ハットと何か)合計7つのインストゥルメントを備えるドラムマシンのようです。本体下にはステップシーケンサーと思われるボタンも並んでいます。サウンドの方は果たしてどのようなものなのでしょうか。ネズミのように切れのある音(?)に期待したいです。

 

MFB

via Sequencer.de

 

 

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OBSCURIUM1

 

ドイツ・ベルリンのソフトウェアメーカーSugarBytesが新しくリリースしたOBSCURIUM。OBSCURIUMは早く言ってしまえば、ステップ・シーケンサー付きのシンセサイザーと言ったところなのですが、これまでの ステップシーケンサーの常識をはるかに超えるものです。数回のクリックだけで、スケールやコードパターンを作ることができたり、同時にシンセサイザーのパラメーターやフィルターもシーケンス化することで、なんとも複雑で不思議なフレーズを作リ出すことができます。作ったパターンにはモーフィングやモーションシーケンスを加え、パターンに動きを付け、さらに変形させていくことができます。さらに面白いのは、OBSCURIUMから他のVSTプラグインを音源として呼び出し、操作することができるところです。(下の画像、OBSCURIUMからKORG MS-20VSTを読み込んでみたところです)

 

obv

 

まずはSugarBytes公式HPよりデモバージョンをダウンロードして、プリセットを試してみるのはどうでしょう。鬼のようなインターフェイスにはびっくりしますが(!)、これまでのSugarBytesとは違った、オーガニックなサウンドも特徴的です。モジュラーシンセのように、偶然性に期待しながら楽しいフレーズを作ることができそうです。
この夏の要チェックソフトウェア。この後もう少し詳しく報告するつもりです。

 

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sector480x480

 

もしこれまでのステップシーケンサーやサンプルスライスに飽きてしまった時は、このipadアプリSECTOR を試してください。

SECTORの基本動作は、例えば『スライス1』から『スライス5』に50%の確率でジャンプさせる・・・『スライス3』から『スライス8』に70%の確率でジャンプさせる・・といったように、「確率」を使ってスライスのプレイ順序を決めていきます。頭で考えて操作すると相当混乱してしまいますが、そんな複雑なことでも簡単にできてしまうのがこのアプリのすごいところです。その結果、とにかく目まぐるしい限りにシーケンサーが動き、エレクトロニックならではのグリッチーなサウンドを作リ出します。

そしてこのSECTORが、先日、バージョン1.1をリリースしました。嬉しい新機能は、MIDI ClockスレーブモードやMIDIコントロールに対応したことで、これからはDAWソフトウェアからでもSECTORを操作することができます。

MASCHINEやMPCの未来はこんな感じなのかしら?と思ったりも。

 

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arturiamesse1

 

MusikMesse 2015 : フランスのソフトウェア・ハードウェアシンセサイザーメーカーArturiaのブースに設置されていたドリーム・セットアップ!!

まもなく発売が予定されているBeat Step Pro (ハードウェア・シーケンサー)が中心に置かれ、Arturia 歴代のカラフルなアナログシンセサイザーが接続されている。

デモンストレーションを聞いる最中にちょっとした疑問が頭に浮かんだ。「確か、BeatStep Pro は3 トラックのシーケンサーのはずなのに、どうしてこんなに音が立派にきこえるのだろう?もしかしたらテーブルの下にAbletonLiveが隠れているのだろうか??」

しかしそれは全くの誤解だった。Beat Step Pro のドラムシーケンサーには8つのゲート出力端子が装備してあるので、シーケンスパターンを8つのインストゥルメントに出力できるのだ。つまり、このセットアップではMicroBrute(シンセサイザー)でキック、MiniBrute (別のシンセサイザー)でスネア、というように、1台のシンセサイザで一つのドラムインストゥルメントを演奏させでいるわけだ。実際、このデモンストレーションでは6つのシンセサイザーでドラムパートを作り、2つのシンセサイザーでベースやリードを演奏させていたようだ。ダンスミュージックであれば8トラックもあればもう十分だろう。

全てがアナログサウンド。そしてすべての音に手を伸ばし操作することができる夢のようなセットアップ。今年のMusikmesseでのベストパフォーマンスに違いない!!

 

arturiamesse4

arturiamesse3

 

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rounds1

 

Native Instrumentsの最新シンセサイザーROUNDSがアップデートバージョン1.1をリリースした。このアップデートバージョンではWarp RecordsのPALIDが作成した33種類のプリセットが追加されている。さすがPLAID、年季の違いを感じるインテリジェンス溢れる音に仕上がっている。

ROUNDSはNI KOMPLETE 10に内包する新しいシンセサイザーで、REAKTOR5 専用のアンサンブルとして起動する。

ROUNDSは8つのアナログエミュレート音源と8つのFM音源、合計で16の音源を組み合わせて音を出すシンセサイザーなのだが、ボイスプログラマーの設定次第で、時にはアルペジエーターになったり、時には4ボイスを同時に発音させ、モーフィングさせるようなこともできる。

Controlセクションでは音源をリアルタイムで操作することができ、マクロノブの操作はもちろん、時にはひとつのフェーダーを動かすことで同時に8つのフェーダーを動かすようなこともでき、シーケンスパターンにさらなる動きを作る。

とにかくパワフルに動くシンセサイザーで、それに伴って音もパワフルに動き回る。頭で考えるよりはとりあえずMIDIキーボードを押さえ、パラメーターをいじり、どんな音が出てくるのか結果を見て聞いた方が断然楽しめる。

複雑ではあるのだが、インターフェイスはいたってシンプルに作られており、そこが「ソフトウェアシンセサイザーの進化系」といわれる所以でもある。問題はやはりCPUハングリーなところだ。

デモバージョンも用意されているので、まだ試していない人は是非。

 

 

rounds3

 

 Native Instruments

 

 

 

 

 

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