フランスのシンセサイザーメーカーeowaveはムジークメッセ2013でモジュラーシンセサイザーOrage Magnétiqueとメタリックレゾネーター(モジュール?)、すでに発売になっているセンサーモジュールEO-310とEO-311の展示行うとのアナウンス。あまり派手ではない、この手のラボ系シンセをチェックすることができるのも、ムジークメッセの楽しみの一つ。いよいよ来週水曜日からです。

 

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ドイツのソフトウェアシンセメーカー U-he は4月10日から行われるムジークメッセにて、今年の夏に発売予定のソフトウェアシンセBazille 1.0 の発表を行うとのこと。上の画像は残念ながらレンダリング画像のようです。その他テープマシンエミュレーション Satin、コンプレッサー Presswerk、デジタルオシレーターモジュール(for Diva)、フィルターモジュール Uhbie (for Diva and ZebraHZ)、シーケンサー・アルペジエーターコンボ(for Diva)のお披露目も予定しているようです。U-heはソフトウェアシンセ Diva での MIPAソフトウェアインストゥルメント部門の受賞に向けて余念がないようです。

u-he

 

MIPAとは?

ムジークメッセでは、毎年、世界100以上の音楽雑誌の投票によって MIPA  (ムジークメッセ・インターナショナル・プレス・アワード)の選出を行っており、プロオーディオから楽器類に渡るおよそ40の部門に分けられている。ちなみに今年のノミネートは、、

 

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シンセメーカーADDACとカバンブランドYUKIのコラボレーションによるモジュラーシンセサイザー専用のバックパックSO-NO-RO-A。名前やデザインからして日本っぽい雰囲気もありますが、ポルトガルからだそうです。想像するだけで頭痛がおこりそうなモジュラーシンセの持ち運びをスマートな方法で解決してくれる専用バックパック。表面には車の座席に使われる素材が使われているそう。カバンも欲しいがまずは中身が欲しい。€195

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今なお多くののミュージシャンが愛し続ける昔のアナログシンセサイザー。その代名詞となるのがローランドのドラムマシーンTr-909や808ですが、生産 が中止されてから何十年たった今でもビンテージマシンとして世界中の中古市場をにぎわしているのはもうご存知の通り。ノスタルジーだけではなく、今の時代のミュージシャンが今の気 分を持って大きなボタンやツマミをいじることで、新しい発見をし、それでしかありえない個性のあるサウンドを手に入れ、新しい音楽を生み出しているのです。

東京原宿にあるアナログシンセサイザー専門のショップFive G。店内に足を踏み入れた大概の人が驚くことは所狭しと展示されている70年代から現代までのシンセサイザーの数。日本産のアナログシンセのストックの多さ はもちろん世界随一でしょう。専門技術者によって調整が行われたビンテージシンセの販売、海外シンセの輸入販売、独自技術を使うアフターケアも行うFiveGはアナログ シンセファンにとってはまさに聖地。

僕自身が初めてこのショッップを訪れたのはかれこれ10年前くらいのことですが、その時の驚きや興奮は今でも覚えています。テレビや写真でしか見たことのないレアな機材を生で見てさわることのできる喜びはシンセファンなら理解してもらえるでしょう。ヨーロッパのテクノミュージシャンと日本についての話をすると大概話題になるのがこのFive Gだったり。

古きを尋ね新しきを知る。それでは中に入ってみましょう。

 

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ドイツのベルリンという街に住んでいて「あ〜嬉しい」と思う場所がいくつかあるのですが、このSchneisersladenはそのうちの一つ。創業15年、Andreas Schneider氏が経営するアナログものだけを取り扱うショップ。東京の原宿にもFive Gという同じスピリットを感じることのできるシンセサイザーショップがありますが、ここではSchneider氏自らがセレクトした新しい製品が揃えられており、訪れた人は展示されているすべての製品を試してみることができ、これが「嬉しい」と思うひとつの理由でもあります。

先日行われていたNAMM2013では特にアナログシンセサイザーの躍進が目立ちましたが、このショップに来てシンセサイザーの大きなつまみをいじったり、パッチケーブルをつないでいると、「なぜ今アナログシンセサイザーなのか?」という問いに対する答えがなんとなく分かってくるような気がします。

それでは中に入ってみましょう。

クロイツベルク地区という今ベルリンでもっとも活気のあるエリアに位置するSchneiders Laden。入り口はなんとコレ(画像上)。画像だけ見ているとなんだかおどろおどろしい気もしますが、ベルリンではこのような落書きは(社会問題となっているようではありますが)割と普通なのです。決して美しい街並というわけではありませんが、一歩なかに足を踏み入れるとそこはめくるめくシンセパラダイス。

 


Moog Minitaur

MFB 503 Drumcomputer

eowave Magma

Doepfer Dark Energy2

OTO Biscuit

Elektron Analog four

Sherman Rodec Restyler

Knas Ekdahl Moisturizer

 日本でも割と馴染みのあるマシンが並べられてあるルーム-1。ここでもっとも気になったのがKnasというメーカーのスプリングリバーブ(画像上)。本体の上にあるバネをさわっているでけでもどこか遠くに持って行かれるようなドローンな音がする本物のスプリングリバーブ。

ではルーム-2の方へ。

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アメリカのペンシルベニア州に拠点を置くPittsburgh Modular からアナウンスされたモジュラーシステム CELL[48]。ユーロラックタイプのモジュールが収められた3種類のシステム(System1/System2/System3)が用意されている。ハードウェアならではの大型ノブ、サクラの木が使用されている木製ラックに収められた「新しいモジュラーシンセサイザー」は見るからに美しい。

上の画像はCELL Complete System( $2099 )

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