アメリカ・ボストンに拠点を置くオーディオ技術開発メーカーiZotope。AKAIのニューMPCへのタイムストレッチ技術を提供している会社としても話題になったばかり。オーディオファイルをビジュアル化し、精度の高い修復を可能にする同社のRX2も定評の高いオーディオ・リペアー・ソフトウェアだ。

そんなRXのビジュアルフィードバック技術を元に開発されたIRISは、4つのサンプル素材をエディット、レイヤーすることができるサンプリング・リ・シンセサイザー。まずはIrisイントロダクションビデオをどうぞ。

ロードされたサンプルは波形表示、もしくは画像(上)のようなスペクトログラムで表示される。解析されたデータの上をRX2やPhotoshopでなじみのあるブラシツール輪投げツールを使い、プレーバックの長さ、プレーバックの周波数を描きながら指定することができ、独自のサウンドを作ることができるのがこのシンセの大きな特徴。画像(2個上)のように曲線を描くことでスウィープするサウンドが作れたり、画像(1個上)のようないたずら書きでは予期できないサウンドを作ることができる。もちろんリアルタイムでの再生が可能だ。

3つのサンプル+サブ・ウェーブフォーム、全4つのサンプルウェーブを重ね合わせ厚みのあるサウンドを作ることができる。それぞれのサンプルにアンプ・エンベロープ、LFO、再生の速度、再生方法(リバース、ワンショットプレーバック)の設定をすることができる。さらに定評のある同社のピッチタイムコントローラーRadiusアルゴリズムが採用されているので、リズム系サウンドのプレーバックにも安心感がある。

マスターエフェクトとしてディストーション、コーラス、ディレイ、リバーブが付属する。またMIDIコントローラーを使って演奏する際に有効となるMIDIマップ、ベロシティーやアフタータッチの設定も可能だ。

付属するサウンドライブラリーにはパッチがおよそ100、サンプルは4G収録されている。ジャンルはヒューマンボイス、虫の声、動物の鳴き声、インダストリアル系サウンド、アナログシンセサウンドなど。その他別売りとなるサウンドライブラリー「wood」と「Glass」も発表されている。もちろん自分のサウンドライブラリーからの読み込みも可能だ。

ビジュアルフィードバックを使った音作り、そして即効性の高い音作りが可能なのはコンピューターソフトウェアならでは。10年前では夢であったようなソフトウェアだ。特にアンビエント、テクスチャー系のサウンドや、トリッキーな効果音を作る際には重宝するソフトウェアに違いない。

現在、10日間使用可能のデモバージョンを同社サイトよりダウンロードできる。機能制限なし、サンプルパッチは23個のみ。

iZotope IRIS 通常価格$249 (現在$149)

サウンドライブラリーWood $29

サウンドライブラリーGlass $49

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