昨日リリースされたNative InstrumentsのiPadアプリTraktor DJ。タッチスクリーンでの操作によって2デッキを使ったDJミックスをすることができるTraktor ProのiPadバージョン。iPadでDJプレー行うためだけでなく、本家DJソフトウェアTraktor ProでDJプレーを行うための準備(キューポイント、ループ、ビートグリッドの設定)をすることも可能で、Dropboxを経由することでトラックの情報の共有がとれる仕組みになっています。初心者からプロフェッショナルまでが楽しめるアプリ、手軽でありながらも直感的でクリエイティブな操作が可能で、iPadでDJを行うために作られた革新的なアプリともいえる内容です。では、詳しく見てみることにしましょう。

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遂にリリースとなったNI からのiPad DJアプリTraktor DJ。本家DjソフトウェアTraktor Proの開発者によって生み出された本格的DJアプリ。パッドをさわる新しいDJテクニックも見逃せない!!

詳細は後ほど。

  • 2デッキ
  • 2チャンネル、各チャンネルには3バンドEQとフィルター
  • 8つのTraktorエフェクター
  • ループ、スクラッチ、キューポイント生成可能な波形表示
  • iPadライブラリーからの読み込み可能
  • Traktor Proとの同期、Traktor DJで作ったキューポイントをTraktor Proで使用可能

 

App Storeにて¥1700

Native Instruments

 

Native Instruments Traktorがバージョン 2.6.1をリリース。登録ユーザーはNI Service Center もしくは同社ホームページ/アップデートより無償ダウンロードができる。

  • Key detection
  • Downbeat detection
  • Collection metadata synchronization with TRAKTOR DJ
  • Various fixes and improvements

今回のアップデートではKey Detection (曲のキーを自動検出してくれる機能)を搭載。上の画像を見て分かるように、検出されたキーはブラウザーに表示され、項目を「Key」で整理するとカラーで表示される。ファイルタグにこのキー情報を書き込むことも可能。

もうひとつ気になるアップデート内容はCollection metadata synchronization with TRAKTOR DJという項目。先月から噂になっているTraktorのiOSバージョンための機能と思われるもので、Dropboxとの同期機能が搭載されている。肝心なアプリの詳細はまだ発表になっていませんが、間もなくリリースとの噂がちらほら。

Native Instruments

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ウェーブテーブル音源という現在のデジタルシンセサイザーの基本となる音声合成方法を発明し、デジタルシンセの父とも呼ばれている重要人物Wolfgang Palm氏。1982年に発売されたPPG WAVE2は世界初のウェーブテーブル音源搭載のシンセサイザーで、その後のシンセサイザーの開発にも大きな影響を与え続けているシンセサイザーの名機。またタンジェリンドリームという数多くの伝説を残すドイツのプログレッシブバンドのためのモジュラーシンセをデザインしていた人としても有名なWolfgang Palm氏は、昨年iPadアプリPPG WaveGeneratorをリリースし、再びシンセサイザー界での大きな注目を集め始めている。そして2月上旬に、次のプロジェクトとなるiPadアプリPPG Wave Mapperをリリリースしたばかり。

このWave Mapperの大きな特徴となるのがTime Corrected Sample (TCS) とよばれるまったく新しい音声合成システム。「ウェーブテーブル音源」と「サンプル音源」の中間あたりのものと考えるのがいいらしい。

「ウェーブテーブル音源のはサウンドを柔軟にコントロールすることができることであるが、倍音を生成することが比較的難しく、ノイズが少ないサウンド。一方、サンプル音源は、すばらしいサウンドのクオリティがあるのだが、サウンドそのものを加工していくことには制限がある」

つまり、このTime Corrected Sampleによって、かつての音源よりも幅の広い種類のサウンドが作れるようになり、同時に、サウンドをもっと大胆にエディットすることが可能になるようだ。

 

と、あれこれ説明するよりも実際にどんなサウンドなのか聞いた方が早いでしょう。まずはWolfgang氏によるインストラクションビデオをまずどうぞ。

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今なお多くののミュージシャンが愛し続ける昔のアナログシンセサイザー。その代名詞となるのがローランドのドラムマシーンTr-909や808ですが、生産 が中止されてから何十年たった今でもビンテージマシンとして世界中の中古市場をにぎわしているのはもうご存知の通り。ノスタルジーだけではなく、今の時代のミュージシャンが今の気 分を持って大きなボタンやツマミをいじることで、新しい発見をし、それでしかありえない個性のあるサウンドを手に入れ、新しい音楽を生み出しているのです。

東京原宿にあるアナログシンセサイザー専門のショップFive G。店内に足を踏み入れた大概の人が驚くことは所狭しと展示されている70年代から現代までのシンセサイザーの数。日本産のアナログシンセのストックの多さ はもちろん世界随一でしょう。専門技術者によって調整が行われたビンテージシンセの販売、海外シンセの輸入販売、独自技術を使うアフターケアも行うFiveGはアナログ シンセファンにとってはまさに聖地。

僕自身が初めてこのショッップを訪れたのはかれこれ10年前くらいのことですが、その時の驚きや興奮は今でも覚えています。テレビや写真でしか見たことのないレアな機材を生で見てさわることのできる喜びはシンセファンなら理解してもらえるでしょう。ヨーロッパのテクノミュージシャンと日本についての話をすると大概話題になるのがこのFive Gだったり。

古きを尋ね新しきを知る。それでは中に入ってみましょう。

 

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画像はTEDオフィシャルサイトより 

イギリスの女性シンガー、イモージェンヒープ。彼女の次なるチャレンジはAbleton Liveを使いジェスチャーによって歌声をコントロールするパフォーマンス。グローブには様々なセンサー、手首にはマイクロフォン、そして肩にはいくつものディバイスを乗せ、歌声をループさせ、エフェクターをいじり、インストゥルメントを演奏し、リアルタイムで音楽を構築して行いきます。

たとえばジェスチャー使って簡単なドラムパターンを演奏するなどといったことが技術的に可能なことはもう私たちも知っているとことですが、彼女レベルになると最低でも3トラックは必要になってくるわけで、はたして一人の人間のジェスチャーによってどこまでのコントロールが可能なのか、学術的な研究 ともいえるようなプロジェクトになっているようです。また、テクノロジーを使った新しい音楽制作のあり方を考える上でもとても異議深いものに感じます。

「I have music in my hands!!!」はたしてこのような技術を使いイモージェンヒープが描こうとする音楽世界はどのようなものなのでしょうか。

下のビデオはWired 2012 イモージェンヒープ自身による解説とデモンストレーション(13:20~)その下のビデオはTed Bristol2011での同じく自身による解説とデモンストレーション(2:22~)

すごい!

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