今週、Ableton Liveが64bitに対応した8.4ベータバージョンの配布を開始しました。AbletonLive 32bitバージョンでは最大4ギガまでのRAMしか利用できなかったのですが、この64bitバージョンでは理屈の上ではなんと16 エクサバイト=17,179,869,184 ギガ(!!) までのメモリーが使えるということらしいです。特にオーケストラのような、サンプルライブラリーを何百チャンネルも使うような巨大プロジェクトや、RAM消費の激しいプロジェクトを扱う人にとっては相当嬉しい話でしょう。

一般的なところで気をつけておきたいところは、64bitバージョンでは今まで使っていた32bitプラグインが使えないこと。たいがいのDAWソフトウェアの64bitバージョンには32bitプラグインも使えるアダプターが付いているのですが、今回のAbletonLiveのバージョンにはアダプターのようなものは付属していないので、正式リリースには是非アダプターを付属してもらいたいところです。現在の段階ではWindows対応のjBridgeというアダプターを別途に利用することで、今までに作ったプロジェクトを問題なくあけることができるという報告があります。その他、Max for Live、The Bridge(DJソフトウェアSerato)、ビデオに関しては64bitバージョンでは動作しないとのこと。

今までよりもはるかに快適な作業が約束される64bitバージョンですが、その為にはまずはコンピュターのCPUがそれなりに新しいものであることと、OSが64bitに対応したものでなければなりません。そしてコンピューターにRAMを4ギガ以上積んでいる人、是非試してみてください。

 

Ableton Live 8.4 Beta

 

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