ルーベンスチューブを6本使ったYuri Suzuki氏とMathew Kneebone氏によるコラボレーションは、ディズニーランドで有名な「バロック・ホウダウン」に合わせて火柱が立ち上がる、シュールな作品。
ルーベンスチューブとは、1905年にドイツの物理学者H・ルーベンスが発明した、音の定常波(定在波)の概念をガスの炎で示す方法。音波と音圧の関係を目で確かめることのできる原始的なオシロスコープのようなもののようです。
Yuri Suzuki氏はこのブログでも何回か紹介させてもらっているのですが、かつては「明和電気」のアシスタントとして活躍、現在ロンドン、ストックホルムを拠点にするアーティスト。音・デザイン・アートを素材とする彼の作品にはいつも大変興味深いものがあります。「サウンドタクシー」や「漆インターフェイス」もそのうちの幾つか。