今なお多くののミュージシャンが愛し続ける昔のアナログシンセサイザー。その代名詞となるのがローランドのドラムマシーンTr-909や808ですが、生産 が中止されてから何十年たった今でもビンテージマシンとして世界中の中古市場をにぎわしているのはもうご存知の通り。ノスタルジーだけではなく、今の時代のミュージシャンが今の気 分を持って大きなボタンやツマミをいじることで、新しい発見をし、それでしかありえない個性のあるサウンドを手に入れ、新しい音楽を生み出しているのです。
東京原宿にあるアナログシンセサイザー専門のショップFive G。店内に足を踏み入れた大概の人が驚くことは所狭しと展示されている70年代から現代までのシンセサイザーの数。日本産のアナログシンセのストックの多さ はもちろん世界随一でしょう。専門技術者によって調整が行われたビンテージシンセの販売、海外シンセの輸入販売、独自技術を使うアフターケアも行うFiveGはアナログ シンセファンにとってはまさに聖地。
僕自身が初めてこのショッップを訪れたのはかれこれ10年前くらいのことですが、その時の驚きや興奮は今でも覚えています。テレビや写真でしか見たことのないレアな機材を生で見てさわることのできる喜びはシンセファンなら理解してもらえるでしょう。ヨーロッパのテクノミュージシャンと日本についての話をすると大概話題になるのがこのFive Gだったり。
古きを尋ね新しきを知る。それでは中に入ってみましょう。
ショップに入っていきなり目に飛び込んでくるのがDoepferとAnalogue Systemsのモジュラーシステム
今なお根強い人気のローランドのテープエコーRE-201 これだけ在庫があるのもおそらく世界でここだけでは?
このあたりは今世界中で旬なアナログシンセ。実際に音を出してみることができるのはやはり嬉しい。
最近ではiPadアプリの開発で復活しているPPGのWAVE2.3
ローランドの4チャンネルシーケンサー MC-4 動くのだろうかこれ?
メロトロンのオリジナルバージョン(下段)現在FiveGのストックの中でもっともレアなものだとか。
Five G 東京都渋谷区神宮前1-14-2 ル・ボンテビル4F
いっかい 「ベルリン、アナログシンセサイザーの聖地:Schneiders Laden」