フィンランドのAudio Arteryというメーカーによる新しいタイプのDJソフトウェアONE DJがリリースになりました。NAMM 2013にも展示されていた期待のソフトウェア。

One DJは、例えばデッキの数を3つにしたり、エフェクターはディレイだけ利用、ミキサーはスクリーンの左側に設置したり、ミキサーだけ大きく表示させたりするなど、レイアウトやオーディオルーティングを自由にカスタマイズすることができ、今までのDJソフトウェアに比べると遥かに自由度の高い設計になっています。設定できるデッキの数は理屈上では無限大で、極端に言うならば10トラック、20トラック同時プレ−なんてことも可能になるわけです。

MIDIコントローラへのマッピングも柔軟に対応できるようです。先日発表になったNI Kontrol Z1やBehringerのCMDシリーズのコントローラがモジュール化していることを考えると、ユーザーが所有するコントローラのタイプに合わせて様々なセットアップを作ることができるのはなかなかいいアイデアかもしれません。

もう一つ大きな特徴はタイムラインベースでのトラックエディットで、波形のスライス・コピー&ペースト・ループの設定・グリッド設定、まるでDAWソフトウェアを扱うかのような操作が可能になっています。

現在、Windows版のみのリリースで価格は49ドル。Windowsタブレットやマルチタッチ式ディスプレイで操作することを考えたらこのONE DJのカスタマイズ機能はかなりアドバンテージが高いのかもしれません。Lenovoの27インチWindowsタブレットを使ってプレーしたらどんなことになるんでしょうか?

Mac版は開発中とのこと。まずは下のビデオでこの新しいDJソフトウェアの動きを確認してみて。

One DJ トライアルバージョンあり $49.99

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