往年の名機コルグMS-10M1 を 任天堂のゲームマシンに蘇らせたDetunesとコルグが再びタッグを結成!

新しくリリースしたDSN-12 はニンテンドー3DS 専用のソフトウェアで、12台分のシンセサイザーとシーケンサーを使い音楽作りを楽しむことができる。シンセサイザー部はコルグの1978年のアナログシンセMS-10がモチーフとなっている。シーケンスパターンは64個までの作りためることができ、これをつなぎ合わせながらDJ感覚で音楽を構成していくこともできる。

ニンテンドー3DSの上の画面にはオシロスコープ画面が3D表示され、音を目で確認しながら音作りをすることができるのもDSN-10の大きな特徴。

音が見える、バーチャルアナログシンセ!!

 

 

 

音楽スタジオやエンジニアのオフィスを訪れると見かけることの多いオシロスコープですが、これをゲームマシンで3Dで表示させてしまうあたりはさすが、ギーク心を心得たDetunesのなせる技。DSN-12は出力されたすべてのサウンドがリアルタイムで波形表示され、表示方法はウェーブモードとリサジューモードの2種類が用意されているそうです。残念ながらビデオではその効果を見ることができませんが、これはぜひ実機を見てうっとりしてみたいところです。

iPadやiPhoneのようにスクリーンを指でタッチする操作とは違い、タッチペンを使う操作は新鮮です。特にシーケンサーへのノート入力はタッチスクリーンやマウスを使うよりも断然便利です。逆にシンセサイザーのパラメーターをいじる時には棒でシンセサイザーをつついているような気分にもなったりしますが、そこがニンテンドーDSシンセサイザーの面白い部分です。

個人的にコルグ+Detunes のソフトウェアでもっとも気に入っている機能はカオスパッドです。キー・スケール・オクターブ範囲を指定することでメロディーやコードの自動演奏をすることができたり、パッドのX-Y軸にシンセサイザーのパラメーターを指定することによって音をリアルタイムで変化させることができ、操作していてもっとも白熱する部分です。Ryukyu(沖縄の音階)スケールが入っているのはコルグ+Detunesのソフトウェアだけかも?!(沖縄音階は西洋人が聞いても心地いい音階のようです。)

M01D (ニンテンドー3DS専用のコルグM1 をモデルにしたソフト)に搭載されていたMIDIデータのエクスポート機能は付いていないようです。ニンテンドーゲームマシンをスケッチパッド代わりに使うことができ、評判に良い機能だったのでこれはちょっと残念。

あとは、ニンテンドーゲームマシンからMIDI出力ができるようになればいいのですけどね。DSMIはその後どうなったのでしょう。おもしろい情報があったらまたお知らせします。

 

 

 

 

 

KORG DSN-12 の 主な仕様
商品名:KORG DSN-12(コルグ ディーエスエヌ トゥウェルブ)
配信開始:2014年6月25日
価格:3,800円(税込)
販売元:株式会社DETUNE
製品概要:ニンテンドー3DSダウンロード専用ソフト(ニンテンドーeShopでの取り扱いのみ)
・ バーチャルアナログモノフォニックシンセサイザー12台搭載
・ シーケンス最大ステップ数64
・ 各シーケンスを最大64のパターン上に自由に構成可能
・ パターンプログラムモードによりパターンを最大99シーン分チェーン、各トラックのミュートプログラムも可能
・ エフェクト3系統実装、ディレイ、コーラス、フランジャー、コンプレッサー、キック、リバーブから選択
・ ローカル通信によるユーザー間での楽曲および音色データの交換
・ 世界初*3D表示オシロスコープ画面、ウェイブおよびリサジューモード搭載 (*ニンテンドー3Dソフトで2014年6月現在)

 

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