コンボリューションリバーブというと最近ではどのDAWソフトウェアにも付属しているもので、「インパルスレスポンス」というファイルを読み込ますことによって様々な空間をシュミレーションすることができる優秀なリバーブです。
サウンドデザイナー/音楽プロデューサーDiego Stocco がリリースした「インパルスレスポンス・Convoluted ANODE」はデジタルシンセサイザーMeeblip Adore を使って作られた15種類のインパルスレスポンスが収録されているものですが、通常のリバーブ成分として使うインパルスレスポンスとは違い、パーカッシブなサウンドをデザインするDiego Stotto 独自の手法(リズミックコンボリューションテクニック)が取られています。
デモトラックは迫力満点。
Ableton Live Suiteに付属しているMax for Live Convolution Reverbでこれれのファイルを読み込んでみたのですが、これが目から鱗。
Max for Live のConvolution Reverb ではファインダーよりファイルを直接インポートすることができます。パラメーターをいじることでもサウンドをエディットすることができます。
「インパルスレスポンス・Convoluted ANODE」はリンク先よりフリーでダウンロード可能。
これ以前にもDiego Stottoは「Percussive Echoes Bonus」 というフリーのインパルスレスポンス集をリリースしています。興味ある人はぜひ試してみてください。
Diego Stotto の「リズミックコンボリューションテクニック」についてのビデオを見るとより理解も深まります。フルバージョンは有料ですが、イントロダクションビデオだけでも内容を理解することができます。
コンボリューションリバーブについては私自身もよくわかっていなかったのですが、Ableton Live SuiteのMax for Live にはユーザー自身によってインパルスレスポンスデータを作ることができるプラグイン「IR Measurement Device」も用意されているんですね。独自のデータをつくりたい人はこちらのリンクを参考にしてみてください。