html1

 

Syntedonというディベロッパーが、Webブラウザー(Chrome)からAira TR-8やNordLead 2Xを操作できる MIDIエディターを公開しました。ブラウザーChromeで立ち上げたエディターはコンピューターと接続してあるMIDIインターフェイスと通信し、エディター側とハードウェア両方向からの操作が可能になります。

TR-8にしてもNordLeadにしても、十分なつまみが付いているハードウェアなので何故コントローラが必要なのか?と気がしないでもありませんが、言いたいことは、最近ではWebブラウザー(Chrome)をベースにして独自のエディターやMIDIアプリを作ることが可能になってきたということで、ChromeがWEB MIDI APIを採用してからこの動きはさらに顕著になってきました。

ユーザー側としては特別なソフトウェアを購入することなく、インターネットとブラウザー(Chrome)さえあれば無償で使うことができるのは画期的といえます。アンドロイド・スマートフォンからの利用もこの先できるようになるとのことです。

MIDIが古くなった、とささやかれることが多い今日この頃ですが、WEBベースのMIDIが、何か新しい展開を作ることもなきにしもあらずという気がするのは私だけでしょうか?

 

スクリーンショット 2016-01-07 16.05.33

 

Nordlead本体はSYSEXにも対応していることもあり、ハードウェアのプログラム・パッチをエディターに送信し、パラメータ表示させることが可能です。しかしこの場合は、ウェブサイト側がSYSEXアクセス権シェアのためのアップグレードをおこなう必要があり、今の段階では操作できません。TR-8エディターにはハードウェア本体には装備していないエフェクターのオン/オフスイッチやミュートスイッチが付いています。エディター側からパターンを作成したり、パターンを選択することはできませんが、音色の操作やScatterエフェクターの操作をおこなうことができます。

TR-8  http://www.syntedon.com/site/products/WebMIDI/roland/TR-8/TR-8.html

NordLead X2  http://www.syntedon.com/site/products/WebMIDI/nord/NL2X/NL2X.html

 

Breadandbuttersoundsというディベロッパーが開発したのはローランドBoutique JP-08用のエディターです。こちらもブラウザーChromeから無償で利用可能です。こちらはエディター側で作ったパッチをセーブできる機能を備えています。ディレイ、portamento、ベンドレンジ等の設定は、エディター側から行った方が便利のようです。

https://data.dynareg.se/breadandbutter/JP08.html

 

スクリーンショット 2016-01-07 15.31.31

 

 

 

2 Responses to Webブラウザーからハードウェアシンセを操作できるWebコントローラ

  1. […] ■Webブラウザーからハードウェアシンセを操作できるWebコントローラ | いっかい/ikkai Chromeとmidiがどんどん仲良しになるね。 […]

  2. […] アのプログラム・パッチをエディターに送信し、パラメータ表示させることが可能です。 [紹介元] Webブラウザーからハードウェアシンセを操作できるWebコントローラ | いっかい/ikkai […]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です