最近のブラックフライデーはセールだけでなく、プラグインを無料プレゼントするメーカーも増えてきているので、買い物に興味がない人でも、このシーズンはお楽しみが多い。そんな流れの中、Minimal Audio社がOTTマルチバンドコンプレッサーSquashを公開しました。
実はこのOTTコンプは、Ableton LiveのMultiband Dynamicsのプリセットとして誕生したもので、現代のエレクトロニック音楽では多くの人に利用されている手法の一つ。音声を3つの周波数帯域(高域、中域、低域)に分割し、それぞれ独立してコンプレッションをかけることで、非常にダイナミックな音作りを可能にします。
特徴と機能
SquashのUIは、X/Yグリッドを中心に設計されています。
- X軸:トーンをコントロール
- Y軸:深度(Depth)を調整
- ドライ/ウェットミックス:並列コンプレッションのコントロール
- オーバーサンプリング:なし/2x/4xの選択が可能
サウンドの特徴
Squashは従来のプロセッサーの単なるクローンではなく、現代の音楽制作スタイルに合わせて設計されています。OTT同様、ミックス全体や特定のパートに適用して、従来のマルチバンドコンプレッションという枠を超えたクリエイティブな音作りを楽しむことができます。ドラムやベースだけでなく。特にキーボードなどの繊細なパートに使用した際、そのニュアンスの豊かさと音質調整の柔軟性が際立ちます。
- 対応OS:macOS(Apple Silicon + Intel対応)、Windows
- 対応フォーマット:AAX、AU、VST2、VST3
- 価格:無料(永続ライセンス)