そしてこれがTom Oberhimによる新作Son of 4 Voice。70年代ルックス、完全アナログシンセ、カスタムメイドのチップは一切搭載されていないといいます。4ボイスのポリシンセとしても、MIDI制御の仕方によっては4台分のシンセとしても作動します。2台合わせて8ボイスシンセとしてもオッケイといいますが、、、、、値段が3.500ドル。詳しくはリンク先よりどうぞ。

時代はさかのぼり1979年から1981年の間に発売されていたTom Oberheimによって設計されたアナログポリフォニックシンセサイザーOB-X。発売当初は4ボイスでしたがその後6ボイス、8ボイスとバージョンアップしていきます。画期的だったのは当時のシンセよりもよりコンパクトに設計された事や、32のメモリーパッチが付いていた事で、よりライブパフォーマンス用として機能しやすかったといわれています。しかし何よりもこの楽器の暖かみのあるサウンドが今なおビンテージマシンとして愛される理由の一つであることは否めません。http://www.siliconbreakdown.com/obx.html

そしてOB-Xの有名な数々の80年代ポップスのサウンドが今、VST またはReaktorプラグインシンセとして蘇ります。

Featured Songs:

1. Howard Jones – New Song
2. Duran Duran – Save A Prayer
3. Queen – I Want You Break Free
4. Queen – Radio Ga Ga
5. Madonna – Holiday
6. Barclay James Harvest – Life Is For Living
7. Barclay James Harvest – Victims Of Circumstance

上のビデオではリズムトラック以外、すべてSonicProject OP-XⅡによる演奏でエフェクターなども使われていません。聞いての通りいかに本物のOB-Xが忠実に再現されているかが分かります。特にこのソフトウェアは、VCO,VCF,ENV, それからポルタメントタイムがそれぞれ個別にデチューンされる機能を持っており、アナログ特有の微妙な不安定さや音の厚みなどが上手く再現されるに至っています。それからSVDというSonicProjects社による技術により6つのオシレーターを個別にコントロールすることができるため、同じ音を繰り返して弾いても毎回そのピッチや音色を変化させる事が出来たりもします。まずはデモ版があるのでぜひそのプラグインシンセとしてはまれな厚みのあるサウンドを楽しんでみてください。

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