Behringer のデスクトップMIDIコントローラBCR-2000を使い、Dave Smith InstrumentsのシンセサイザーMophoとTetra をコントロールすることができるようになるMoTET Programmer。ビンテージシンセサイザーのカスタマイズやパネルレイアウトデザインを手がけているSynthGraphicsというメーカーからのリリースです。
MoTET ProgrammerにはBCR-2000の表面にかぶせるオーバーレイ、そしてSysEXテンプレートが付属。2段目のスイッチはCメジャーのスケールキーボードになるので、エディットしながら音も出せるようです。
私自身Mophoユーザーで。これまでにも様々なエディタープログラムを試してきているのですが、できるならばコンピューターなしで、ハードウェアコントローラを使って操作したいというのが本音でした。これなら思う存分にMopho のパラメーターをいじれそうです。価格は$40となっています。
SynthGraphicsはNAMM 2015 にも登場。Mopho、Tetraの他に、microKORG(コルグ)、 Alpha Juno-1, 2、MKS-50(ローランド)のBCRオーバーレイも展示するとのことです。たしかにこれらのシンセのエディットは本当に面倒なのです。
Behringer BCR-2000は耐久性、使いやすさにも定評があり、現在新品で¥15.800ほどで手に入るコントローラです。
これまでいくつものクローンや “モーグ系“ と名のついたシンセ がリリースされて来ましたが、ついに本物のモーグモジュラーが復刻、正式にリリースされることとなりました。オリジナルバージョンと同じ部品を使い忠実な再現が試みられたとのことです。まさに1971年!!でも正式な保証書も付いているのです。新しいモーグモジュラーは3種類のリリースとなっています。もちろんNAMM2015にも登場!
Moog Modular System 15 $10,000
Moog Modular System 35 $22,000
Moog Modular System 55 $35,000
コルグがArp Odysseyの復刻開発をしているとのニュースが流れたのは今年の2月のこと。その後発売の延期が発表されたことにより、より一層の期待が高まって来ている伝説のアナログシンセの復刻ですが、本日、コルグはそのArp Odysseyのティザーサイトの公開を開始しました。サイトには“Be prepared for a new evolution 1-22-15″ とのメッセージが書き込まれています。
この1-22-15が意味することは、2015年1月22日から始まるNAMMショー2015にてコルグArp Odysseyが一般公開されることのようです。スペックや価格などの記載はまだありません。
面白いのは、先週、ドイツの楽器メーカーBehringer も「Arp Odysseyの復刻」を匂わす書き込みをFaceBookにて行っていることです。この書き込みでは、本家ARP Odyssey MK I, MK II , MK III を再現するための3つのフィルター・モードの搭載、Midi/USBによる完全制御、価格はおよそ$500、などといった特徴をほのめかしています。発売時期に関する書き込みは行われていません。
この2社が果たしてどのようなコンセプトでArp Odysseyの復刻をしているのか気になるところです。早くもNAMM2015が待ち遠しくなってきました。
ニューアルバム「Syro」を発表して間もないAphex Twin が、未発表スタジオデモトラックおよそ30曲をSoundCloud にて公開しています。このデモトラックアルバムには、モジュラーシンセBuchlaやSerge Modular を使った「Syro」の初期バージョンとなるトラックも含まれています。
この他にも、ローランドSystem-700やヤマハQx/Txなどのビンテージ機材を使ったデモトラックも多数公開中。機材画像も同時にアップロードされています。
ブログ「noyzelab」には「Syro」制作にまつわるAphex Twin の貴重なインタビューが掲載されています。読み応えたっぷり。
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コルグがARP Odyssey の再開発をしているというニュースがあったのは今年の2月。来るべきリリースに向けて財布のひもを固くしている人も多いようですが、どうやら年内のリリースはないようです。そんなこともあり、ソフトウェアメーカーGFrorce がOdyssey のエミュレートソフトウェアOddity 2 のリリースを12月から開始するのは絶好のタイミングといえるかもしれません。
上のビデオでも紹介されているように、Oddity 2 ではOddity1 の機能をさらに強化、オリジナルマシンにはなかった機能も多く装備されています。モノフォニックレガートモード、ポリフォニックモード、3つのフィルターモード、アッディッショナルオシレーターを搭載、さらにメインスクリーンのほとんどすべてのスライダーをLFOやADSRにアサインすることも可能。力強いリード・ベースサウンドからテクスチャーサウンド・パッドまで幅広い音作りが可能になっているようです。
詳しい情報はGForce 公式サイトよりどうぞ。Oddity 2 は12月1日よりリリース(デモバージョンも同日リリース)現在プリオーダー特別プライス£99/$135、Oddity 1からのバージョンアップは£49/$69という価格になっています。
ドイツのソフトウェアメーカーEisenbergがリリースしたプラグインシンセ「Vier」。ドイツ語でいうところの「4」を意味します。というのもこの「Vier」 は Doepfer MS-404をモデルとしているところが名前の由来その1。MS-404 はローランドTB-303のクローンとして注目され、今でも根強い人気を持つ90年代のアナログモノフォニックシンセサイザーです。
Eisenbergの「Vier」 はただのMS-404 のエミュレーションにとどまらず、なんと4台分のMS-404を一つのシンセサイザーにまとめてしまいました。これが名前の由来その2。
4台分のシンセサイザーというだけあって、GUIにはかなりたくさんのツマミが並んでいるのですが、これらのつまみ(パラメーター)をグループ/リンクさせ、一つのツマミを回すだけで10個でも20個でもいくつでもパラメーターを同時に動かすことができてしまうところがこのシンセの凄いところです。どのような音が出てくるのかは実験してみなければわからないわけです。
また、キーボードを弾いたときに、4台分のMs-404がどのような方法で発音するのか(ユニゾンであったり、コードであったり)設定することができるボイスマネージメント機能も搭載しています。
90年代のシンセサイザーMS-404が現代に蘇ったシンセサイザーVier。プリセットはかなりオールドスクールなんですけどね、でも、かなり面白いです。デモバージョンもあるのでぜひ試してみてください。
- Oscillator parameters: Glide, Tune, Pulsewidth amount (square, saw and noise PWM)
- Filter parameters: Frequency, Envelope (mod amount), Emphasis
- Envelope parameters: ‘Accent’, ADSR
- Drive control for each voice
- VST/AU/RTAS plugin for Mac and Windows
- 価格はユーロ99