Jazz MutantのLemurというiPadの元祖のようなマルチタッチコントローラーが2004年頃に存在していたのですが、値段がおよそ50万円だったということもあり、その後のiPadの大進撃によりやむなくリタイア。そんなLemurがコントローラーアプリGriidやKapture PadでおなじみのLiineによってiOSアプリとして復活することになりました。MIDIとOSCを利用する事で、iPadからすべての音楽ソフト、DJソフト、VJソフト、ビジュアルシンセ、ライティング等をコントロールすることができようになります。元祖Lemurとの大きな違いはiPadではWifi MIDIが使えるという点。はたしてLemurは再びコントローラーの金字塔になるのか?今年のクリスマスプレゼントの筆頭候補。
App Storeにて¥4,300
CoreMIDI対応アプリFunkbox(ドラムマシン)とLittleMidiMachine(シーケンサー)を使ったデモンストレーションビデオ。iOSアプリはもはやオモチャではない!という熱いメッセージが伝わってくる手の込んだビデオ。
- Funkbox(iphone)>>>iRigインターフェイス>>>Kenton(Midi/CVコンバーター)>>>Korg Monotribeでリズムのパートを演奏
- Little Midi Machine(iPad)>>>iRigインターフェイス>>>Moogでベースのパートを演奏
- Funkbox(iPad)>>>iRig>>>Tatoo(PC上のプラグインソフト)で細かいリズムパートを演奏
- Little Midi Machine(iPhone)>>>iRig>>>Arctic Keys(iPad)でシンセパートを演奏
- Little Midi Machine(iPad)>>>iRig>>>Nlog Syn(PC上のプラグインソフト)でシンセパートを演奏
すべてリアルタイムで演奏されているビデオではないにせよ、この1年でiOS音楽アプリが大きく成長したことを感じさせてくれる。特にMIDIに対応するアプリが多くなってきたことで「使いたい」と思うアプリが以前よりも断然増えてきているのでは?そしてやはり値段が普通の音楽機材に比べて安いのも魅力の一つだ。このLittle Midi Machineはフリー。Funkboxはたったの350円。早くからMIDIやMIDIクロックに対応するなど、この二つのアプリのディベロッパーSynthetic Bitzには敬服する、、。
iPadサンプルシーケンサーLoopsequeがバージョン1.5をリリース。通常のシーケンサーと違う点はインターフェイスが丸い形をしているということ。ただそれだけのことなのですがこのインターフェイスの違いが大きく気分を変えてくれます。操作がとてもシンプルなので迷う事はありません。しかしMIDI機能が付いていないことや、付属するサンプル音源が少ない事を考えるとやや割高か。まだまだ余白だらけのアプリなのでさらにバージョンアップが期待できる。
iTuneを通してサンプルのアップロードが可能。エディター(写真上)ではサンプルのピッチ、アタック、ディケイ、リバースなどの設定ができる。とにかく見やすく操作しやすい。
レンズの中に選択されているシーケンスが表示される。トラック数は4つ。それぞれのシーケンスの選択をここで行える。
エフェクターはフィルター、ビートループ、リバーブを搭載。ボリューム、ソロミュート、エフェクターのオンオフを操作できる。
App Storeにて¥600