コルグの創業者であり会長であった加藤孟氏が今月15日に亡くなられました。ご冥福をお祈りします。今日は生前の加藤氏が手がけた最初の製品であるドンカマチックDA-20をフォーカスしてみようと思います。
1960年頃東京新宿にてナイトクラブを経営していたという加藤氏、そこで出会ったのがアコーディオン奏者の(故)長内端氏。WurlitzerのSidemanというリズムボックスを使ってアコーディオンを演奏していた長内氏がそのマシンに限界を感じ、自身でも新たなリズムボックスを作ることを決意、そこで加藤氏に財政面でのサポートを依頼したのが、のちの京王技術研究所(後のコルグ)につながっていくのです。会社第1号機として発表されたのがこのドンカマチックDA-20だったのです。 pic via Korg
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Nick Francis氏によって作られたAbleton Live用コントローラーThe Choppertoneです。コーヒーショップやリビングルーム、小劇場などでのくつろいだ感覚のライブパフォーマンスのためのコントローラーを作りたかったというFrancis氏、ありがちなプラスティックやアルミ素材を使うのではなく、木製で角に丸みを持たせた暖かみのある外見に仕上がっています。さらにギターを引くようなポジションで、ボタンやスライダーなどが観客席に向くようにデザインされているのも他のコントローラーにはない特徴でしょう。MIDIコントローラーとしての機能はLivid Builder Kitをベースに、アーケードゲーム機のようなボタンやノブなどのアイデアはDJ tech tool`s fighterにインスパイアされて作られており、すべてが手作りの木製箱におさめられています。
音楽には動きがあり、それは耳で聞くことで理解されるものです。もちろん楽譜も今でも存在していますが、それを理解するには何年ものトレーニングを積まなければ理解できないものです。このThe Music Animation Machineはそのギャップを埋めるためのもので、見ることで音楽の動きを理解することができます。
ビデオをみているといかにクラシック音楽の名曲の数々が構造的に緻密に作られているかが見えてきませんか? 1970年代にStephen Mallnowという作曲家、ソフトウェアエンジニアによって開発されたものですが、現在はWindows版のみフリーで配布されています。You TubeのMuisc Animation チャンネルではこれ以外にも様々なビジュアル化されたクラシック音楽を見ることができます。
前回お伝えした噂の楽器、The SwarmatronのトリビュートとしてreFuseよりThe SwarmがMac OS X用コンピューターソフトとして登場しました。プラグインとしては動きませんがreWire接続が可能。その際の設定がやや面倒なことになっていますが、Logic Proで試したところではしっかり鳴ってくれました。面白いのは Spanというノブ。8つあるオシレーターのピッチ可変幅の設定値ががそれぞれ微妙に違うことからこのSpanノブを動かすことによって最小値ではほぼユニゾン、最大値では独特なハーモニクスを奏でます。このSpanノブ以外にもBass PitchがMIDIマッピング可能。ぜひ試してみてください。ダウンロードはreFuseサイトより。フリー。
今日のシンセ系ニュース界隈では昨日発表されたアメリカアカデミー賞の最優秀音楽賞に映画⎡ソーシャルネットワーク⎦のスコアが選ばれたことで話題が持ち切りです。このブログでも以前にお伝えしたようにトレントレズナー(ナインインチネイルズ)とアッティカスロスによって書かれたディープアンビエントな内容のサウンドトラック、そこで彼らが使用したという摩訶不思議な楽器Swarmatronが今日のトピックです。
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