Novation といえばLaunchPad。Ableton Liveのためのコントローラとして初めてリリースされたのが2009年のこと。楽器とは思えないルックスで、当時はこれでいったい何をすることができるのだろうかと思ったものですが、その後、様々なDJやミュージシャンがこれまでにはなかった様々な使い方をすることによって、コンピューターを使うライブパフォーマンスのスタイルを一新。メジャー、アンダーグラウンドを問わず、このコントローラによって様々な音楽が作られています。まだLaunchpadについてよく知らない人はLaunchPad 5周年を記念したアニバサリーサイトで過去の名作ビデオを見てみてください。
そんなLaunchPadのプロバージョンであるLaunchPad Pro が本日発表となりました。
- フルカラーのRGB LEDパッド パッドの色はこれまでよりも美しくなりました。さらにAbleton Liveと接続した時にはLiveのクリップの色と同じ色が表示されるようになりました。パッドの叩き心地はどのようなものでしょうか?
- プレッシャー、ベロシティ対応 ユーザーが待ち望んでいた機能がついに搭載。8×8のパッドを使った演奏表現はさらに豊かになることでしょう。パッドをどのような強さで叩くかによってMIDIデータの送信をおこなうことができます。
- 増強されたボタン類 LaunchPad Pro は16個のボタンが付け加えられました。これによってAbleton Liveのミキサーへのアクセス、プレイバックコントロールを楽に行うことができるようになります。UNDOボタンも付いているようです。
- MIDI アウトプット 本体の背面にMIDI端子が装備されました。これによってLaunchPadから直接ハードウェアインストゥルメントに接続を行え、演奏を行うことができるようになります。
- パスパワー駆動 多くの機能が増えましたが、それでもバスパワーで動いてくれるのはありがたい話ですが、iOSデバイスと接続した際には電源アダプター(オプション)が必要になるようです。
また、LaunchPad Pro のプレイモードでも幾つかの改良点がみられます。
- セッションモード これはこれまでのLaunchPadと同様、Ableton Live のクリップをトリガーしていくモードです
- ノートモード パッドをキーボードのようにして演奏することができるモードですが、LaunchPad Pro ではAbleton Live のドラムデバイスとインストゥルメントデバイスを自動的に見分け、パッドの配列やカラー、振る舞いを変えることができるようになります。Ableton PUSHのように、スケールのルートが別の色で表示されるなど、視覚的にも分かりやすいものとなるようです。
- デバイスモード エフェクターやインストゥルメントのパラメーター類を操作するためのモードですが、LaunchPad Pro のパッドがベロシティに対応したことにより、パッドを強く叩けばパラメーターを素早く動かすことができるようになるなど、これまでよりも表現が豊かになることでしょう。
- ユーザーモード 実はLaunchPadの一番面白いところなのですが、ユーザーのアイデア次第でレイアウトを自由にデザインすることができるモードです。
LaunchPad Pro は2015年春発売、価格は$299.99
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