ドイツのテクノミュージシャンDapaykが公開したYouTube ビデオは、穏やかなヨーロッパの雰囲気漂うおよそ25分にわたるアンビエントセッションです。ローランドAiraシリーズとAbletonLiveを使うセットアップやライブアクションをゆっくり観察できます。
ドラムサウンドとシンセサウンドはAiraから、ボーカルサンプルはAbleton Liveから流れています。Ableton LiveはiOSアプリ TouchaAbleによってコントロールされ、System-1とTB-3にはMIDIノートが送られています。こうしてみると、デジタルミキサーMX-1の役割がとても重要であることが分かります。
芝生の緑とAiraの緑がとってもマッチしてて良いです。
Dapaykeのライブセットアッを解説するビデオ(こちらはもっと気合入りセットアップです)も見ごたえあり。https://youtu.be/MnQ6G79rTog
TED Talk は、学術・エンターテイメント・デザインなど様々な分野の人物がおよそ20分のプレゼンテーションを行なう講演会のようなもので、講演内容はインターネットを通じ無料配信されています。ミュージシャンが登場することも稀にあり、これまでと違った考え方やパフォーマンスが披露されてきています。
Native Instruments のReaktorエフェクターThe FingerやThe Mouthの開発者としても知られるイギリスのミュージシャンTim Exile もTED talkに登場し、彼自身がデザインしたライブインストゥルメントThe Flow Machine を披露しています。
まずはオーディエンスの「おーー」という声をサンプリングし、この声を使ったTime Exile による即興演奏が始まります(ビデオ2分12秒あたりから)。音楽は静かに始まりますが、後半に向けスピード感を増していきます。リアルタイムで音楽を作り上げていくTim Exile の手腕にオーディエンスは魅了され、最後にはTEDの会場はダンスフロアーと化すのでありました。
Time Exile のライブインストゥルメントThe Flow Machineはボコーダー・シンセ・ドラムマシン・サンプラー・ルーパーが合体したユニットで、各コントローラを操作することによって機能がトリガーされていき、心臓となるプログラムにはNI Reaktorが使われているそうです。http://youtu.be/9r38r3BIgew
プログラミングへの情熱+ハードウェアへの情熱+Time Exileの音楽への情熱がブレンドされたライブインストゥルメントThe Flow Machine。テクノロジーを使った音楽のあり方についても考えさせられたTED talkでした。
インドのニューデリー在住のDJ Metro Gnome によるYouTubeビデオはiPhone iOS のリングトーンとSiri のサンプリングサウンドを使ったパンプアップダンストラック。このリングトーンを目覚ましとして使っている人はちょっとドッキリするかも。
使用機材はNI Maschine とKeath McMillen Quneo、そして後半にはギターも登場。ビデオは自分撮り。なんだ凄いです。トラックはYou Tube からフリーダウンロード可能。
via TechChurch
クラブ系人気webサイト「RA」にブルガリア出身のハウスアーティストKink が特集されています。この特集ではKinkがおよそ10分に及ぶライブセッションを披露。数々のコンピューターベースのコントローラにターンテーブルDJテクニックを掛け合わせたスタイル、そしてその堂々のライブパフォーマンスに圧巻。チョップするかのように16ステップでドラムパッドを叩く姿はまるで魚職人かのよう。コンピュータを使うライブが多い今日この頃であってもKinkのライブには体育会的なマッチョさも感じる。このスピードとパワーが多くのテクノオーディエンスを虜にする理由なのだろう。
Ableton Live公式トレーナーであるRishabh Rajanによって制作された「J-POP Culture」は彼のお気に入りのアーティストである中田ヤスタカの楽曲をマッシュアップ。制作にはAbleton Liveが使用され、ビデオではアコースティックギターをフューチャー、そしてAbletonコントローラPUSHとモーションコントローラLEAPを使った演奏が行われています。
使用されている中田氏の楽曲は17曲。え?17曲も使ってるんだと思わせる、とても統一感のあるクールな仕上がりになっています。使用楽曲は以下の通り。Rishabh Rajanさん、、どうやらかなりマニアックな人のようです。
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