アメリカのDoppler Labsという会社が立ち上げたクラウドファンディングKickstarterプロジェクト「Active Listening System」。見た感じではただのワイヤレス・イヤフォンだが、これを使って音楽を聴いたり携帯電話でひととしゃべるというわけではない。耳に入ってくるすべての音の周波数にフィルターをかけるイヤフォンなのだ。
右左のイヤフォンにはそれぞれDSP(デジタルオーディオプロセッサー)が仕込まれており、これをスマートフォンのアプリからリモートコントロールすることができる。例えば、ボリュームを操作する。イコライザーをかけてみるなど。そうなれば高音、低音の調節が可能になる。
付属するアプリには様々な状況に応じたプリセットが用意されている。例えば、飛行機のなかで聞こえるジェット音を抑制するセッティング、オフィスの中で聞こえるうるさい無駄話を抑制するセッティング。逆に、クラブのような環境でもっと低音を強調してみたり、リバーブエフェクトを加えるようなこともできるそうなのだ。そうなれば自分の鼻歌にはいつもエコーをかけることができるのか?嫌いなひとの声はシャットアウトできるのか?
果たして効果の方はどのようなものなのだろうか?とてもきになる。
ACTIVE LISTENING SYSTEMは現在プロトタイプの段階で、今回のクラウドファンディングによってオーディオフィルタリングの強化を図りたいとのこと。出荷は今年12月が予定されており、$179の出資でこの未来型イヤフォンを手にすることができるかも!興味あるひとは下のビデオをどうぞ。
世はモジュラーブーム。でもモジュラーはシンセサイザーだけのものではない。デンマークのヘッドフォンメーカーAIAIAIが発表したヘッドフォンTMA-2 は、ユーザーがヘッドバンド(3種)・スピーカーユニット(5種)・イヤーパッド(6種)・ケーブル(4種)からパーツを選択し、音楽の好みやデザインの好みに合わせたヘッドフォンをカスタマイズできるシステムだ。特にイヤーパッドとスピーカーユニットのコンビネーションによって音の傾向は大きく変わってくるとのことだ。
DJをするとき、家でリラックスするとき、スタジオでミックスダウンをするとき、用途に合わてヘッドフォンのパーツだけを取り替えることができることも新しいヘッドフォン・スタイルのような気がする。
モジュラー式が好みでない人のためにはプリセット型(組み立て済み)のヘッドフォンが用意されており、音楽のジャンル(テクノ・ハウス・ベースミュージック・ヒップホップ・・・・・)の好みや用途(スタジオ・ DJ・外出中・・・)によって選択することができる。
さすが北欧のデザイン。見た目はめちゃクールなのである。でもやはりヘッドフォンは自分の耳で聞いて確かめてみなければ購入するには勇気がいるだろう。しかしこのモジュラー式アイデアは素晴らしい。
価格は$150から$280位といったところだろうか。詳しくは公式HPよりどうぞ。
ドイツの音響機器メーカー、ゼンハイザーのヘッドフォン新シリーズ「Urbanite」のキャンペーン広告がやや奇妙で面白いものになっています。極端なドイツ語訛りの英語を喋るヘッドフォン君が召使いのような役を演じ、耳の快楽の秘密を探っていきます。
「Urbanite」は低音やアウトドア用途を重視したカジュアルなヘッドフォン。色の種類も豊富で都会的。私たちの耳にはどのように反応するのか確かめてみたくなりませんか?ビデオのほうは数種類ありますが、夜寝る前にでもぜひ見てみてください。
世にすばらしいヘッドフォンは数あれど、、アメリカのブランドkossのヘッドフォンPortaProはまさにコストパフォーマンスに優れた名ヘッドフォンといえるのでは。気合いの入ったリスニング用とまではいかないのでこれでミックスダウンをするのはちょっと危険ですけど、ミックスの確認をするくらいだったら全然オッケイでしょう。ベルリンのテクノアーティストも愛用してますよ。だから低音がちゃんと聞こえます。折りたたみ式なので持ち運びにも問題なし、iPadで音楽を聞くのだったら十分なのでは。軽いので付けていても疲れない。デザインも80年代な感じで悪くない。などなど。なんといってもこのクオリティでこの値段はすばらしい。それもそのはず、発売は1984年からだそうで、今なお人気のヘッドフォン。Amazonで¥4550です。
- メーカー型番 : PortaPro
- 形式 : オープン型
- 周波数特性 : 15~25,000Hz
- 感度 : 101dB SPL/1mW
- インピーダンス : 60Ω
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