Moog、KORG Ms-20、Arp Odysseu…..伝説のアナログシンセサイザーの復刻が相次ぐなか、今度はスイスのインディペンデント・シンセメーカーThe Warp Analogue Synthesizerが1970年代のシンセサイザーArp 2600 のクローンThe Warp を発表した。The Warp はArp 2600の回路図面を基にした精密なアナログ部品の挿入実装が試みられ、オリジナルマシンと同等の機能とスペックを持つシンセサイザーとして仕上がっているとのことだ。フロントパネルのサイズは現代のモジュラーラックにもフィットする19インチ。パネルのグラフィックデザインはオリジナルマシン同様のものが採用されている。
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3 VCO’s each with sine, triangular, sawtooth and variable pulse waves (all oscillators are identical to VCO 2 of the original instrument), frequency range 0.05 Hz > 20 Khz
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1 VCF / Resonator, 24db lowpass-type (2012 submodule version)
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1 ADSR Envelope Generator
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1 AR Envelope Generator
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1 VCA with initial gain
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Ring Modulator
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Sample & Hold
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Noise Generator (low, pink and white noise)
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CV, Gate and Trig inputs (5-15V)
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2 x 4 multiples.
The Warpは受注生産制、価格はスイス・フラン3’400(日本円にしておよそ43万円!) スイス為替が大高騰しているさなかにこのシンセサイザーを紹介するのはちょっとタイミングが悪かったかもしれない 😥 。とはいえオリジナルArp 2600の中古取引価格の相場がおよそ$12.000〜ということを考えればそれほどの不満はないはずだ。
“本物の響き”とはどのようなものなのか確かめてみたくなる。
コルグがARP Odyssey の再開発をしているというニュースがあったのは今年の2月。来るべきリリースに向けて財布のひもを固くしている人も多いようですが、どうやら年内のリリースはないようです。そんなこともあり、ソフトウェアメーカーGFrorce がOdyssey のエミュレートソフトウェアOddity 2 のリリースを12月から開始するのは絶好のタイミングといえるかもしれません。
上のビデオでも紹介されているように、Oddity 2 ではOddity1 の機能をさらに強化、オリジナルマシンにはなかった機能も多く装備されています。モノフォニックレガートモード、ポリフォニックモード、3つのフィルターモード、アッディッショナルオシレーターを搭載、さらにメインスクリーンのほとんどすべてのスライダーをLFOやADSRにアサインすることも可能。力強いリード・ベースサウンドからテクスチャーサウンド・パッドまで幅広い音作りが可能になっているようです。
詳しい情報はGForce 公式サイトよりどうぞ。Oddity 2 は12月1日よりリリース(デモバージョンも同日リリース)現在プリオーダー特別プライス£99/$135、Oddity 1からのバージョンアップは£49/$69という価格になっています。
現在コルグは1972年のシンセサイザーARP Odysseyを再開発中とのこと。ARP Instruments社共同創業者であるDavid Friend氏をアドバイザーに迎え、製品の発表は9月に予定されているとのことです。
MS-20 mini の売れ行きも好調のよう、このままコルグはクラシックシンセワールドを築いていくのでしょうか?
とはいえ、オリジナルOdysseyの現在の中古価格はおよそ25万円〜。サイズはやけに大きく、そのくせ鍵盤がなんだか薄いんです。でもベースサウンドにはホレボレしてしまいます。そんなこともあり、コルグ流 Odyssey Miniに期待しています。
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