アメリカ・テキサス州の技術者Marco Garza氏のDIYプロジェクト、ミレニアムファルコン・ターンテーブル。1977年製のミレニアムファルコンの玩具の中にTechnics のターンテーブルを納めてしまったよう。彼のブログPicotec では制作の過程が事細かに説明してあります。
カシオのグルーブボックスを先取り?
現在アメリカ・ラスベガスで開催中の家電見本市CES にて、カシオはTrackFormer というシリーズで2種類の音楽機材(DJコントローラXW-DJ1 そしてサンプルドラムマシンXW-PD1 )を発表しています。DJコントローラXW-DJ1は、7インチのターンテーブルが中央に備えられ、iOSアプリAlgoriddimのjay2との連携によりスクラッチを主体としたDJコントロールを楽しめるもののようです。一方、XW-PD1 は中央にMPCスタイルの4×4のパッドが備えられ、内蔵するサンプラーとシンセサイザーを使いながらグルーブパターンを作っていくもののようです。両マシンともにスピーカーを内蔵、そして電池駆動が可能になっているほか、コンピューターやiOSデバイスとの接続ポートが装備されているようです。XW-DJ1 の価格は$299、今月末からの発売。XW-PD1 は価格$399、3月の発売となっています。カシオのホームページにはまだ公式な情報が掲載されていません。
それにしてもこの形かなり大胆ですね。StarWarsのミレニアムファルコンか?という話もありますが、個人的には先日おとずれたスペインのあちらこちらで見かけた生ハムに見えてしまいます。
1980年に発売されたCASIOのVL-TONE。一部ではVL-1という名前でも呼ばれているらしいのですがその辺りの真相は謎。今でもカルト的人気を誇るこの小型マシン、ある国のテクノロジー博物館ではガラスケースに入れられ展示されているという扱いも受けているようです。チープな音源に計算機付きという今ではあまり思いつかないような突飛なアイデア、でもなんだか愛らしいルックス。ご存知Teenage engineering OP-1がこのマシンにインスパイアされてデザインされたというのも有名な話。
プリセット音源はバイオリン、ファンタジー(!)ピアノ、フルート、ギターが用意されていますが、もちろんそのような音には全く聞こえないのも今だから笑えることなのでしょう。プリセットリズムパターンにはマーチ、ワルツ、4ビート、スィング、サンバ、ルンバ、ビギンなどなどレトロ感漂いまくる10種類。Youtubeを検索するとこのリズムにインスパイアされたという世界中のアーティストの名前が羅列されます。代表各はドイツのバンドTrioによるDaDaDa。このマシンででしかありえない1曲になっていますね。
さらにシーケンサー付き。リアルタイム入力でもステップ入力もできますが音符100個分までのメモリーのみ。電池を交換したり、アダプターを外すと消えてしまいます。そして特に面白かったのがA.D.S.R.という機能。アナログシンセのアンプエンベロープジェネレーターがささやかに搭載されているのです。下の画像はマニュアルのコピー。
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1週間後にNAMM2012で披露される予定のCasio XW-P1。シンセ系ブログ上の噂では「シンセサウンドとグルーブエンジンからなるワークステーション型シンセ、値段は700$位か?」などなど、想像と期待はいい具合に高まっています。NAMM2012のMUST SEEリスト上位である事は間違いないところです。
そんな「デジタルはカシオ」のシンセ事業復活を喜んではいるのですが、80年代ヤマハ崇拝主義に走っていた筆者にとってCASIOシンセは実のところ未知の領域。ここはいい機会なので今晩あたり80年代ヤマハDXシリーズと競合していたというCasio CZシリーズを見直してみようと思っているところです。Yahooオークションでも比較的割安で取引がされている模様。
Casio Zシリーズ@wiki (おすすめ)
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