Behringer のデスクトップMIDIコントローラBCR-2000を使い、Dave Smith InstrumentsのシンセサイザーMophoとTetra をコントロールすることができるようになるMoTET Programmer。ビンテージシンセサイザーのカスタマイズやパネルレイアウトデザインを手がけているSynthGraphicsというメーカーからのリリースです。
MoTET ProgrammerにはBCR-2000の表面にかぶせるオーバーレイ、そしてSysEXテンプレートが付属。2段目のスイッチはCメジャーのスケールキーボードになるので、エディットしながら音も出せるようです。
私自身Mophoユーザーで。これまでにも様々なエディタープログラムを試してきているのですが、できるならばコンピューターなしで、ハードウェアコントローラを使って操作したいというのが本音でした。これなら思う存分にMopho のパラメーターをいじれそうです。価格は$40となっています。
SynthGraphicsはNAMM 2015 にも登場。Mopho、Tetraの他に、microKORG(コルグ)、 Alpha Juno-1, 2、MKS-50(ローランド)のBCRオーバーレイも展示するとのことです。たしかにこれらのシンセのエディットは本当に面倒なのです。
Behringer BCR-2000は耐久性、使いやすさにも定評があり、現在新品で¥15.800ほどで手に入るコントローラです。
「夢のモノ・シンセとはどのようなものか?」デイブスミス氏が自らに問いかけた問い、その答えがこの新しいシンセサイザー「Pro 2」となったようです。
かねてからシンセファンの間では1970年代中盤のシンセサイザー「Pro One」(デイブスミス氏による設計) のリバイバルの期待が多かったのですが、同じものは作りたくないというデイブ氏の希望によって、今回の「Pro 2」の開発に繋がったようです。やはりこれが職人魂というものなのでしょう。
Pro 2 は4つのデジタルオシレーター+2つのアナログフィルターが付いたハイブリットタイプのシンセ。このフィルターがやはり大きな肝となっていて分厚く強烈なサウンドを作るようです。見た目はProphet 12 とおなじようですが、全くキャラクターの違うフィルターが採用されています。
モノフォニックのシンセサイザーとは書かれていますが、最近のシンセサイザー(Woldorf Pulse2など)でも多く取り入れられているパラフォニックモードを装備。つまり4つのオシレーターを別々に発音させコード演奏も可能になるわけです。すごいのは、各ボイスそれぞれにフィルターとエンベロープを掛けることができるところです。
ステップシーケンサーを内蔵しているのも特筆するべきところでしょう。同じくDSI のMophoやTetra とは違って鍵盤からのリアルタイム入力ができるのはうらやましいです。Pro 2 のシーケンサーはピッチの入力はもちろんのことですが、モジュレーションマトリックスのどのパラメーターの入力も可能になっているようです。
また、リアパネルには4つのCVインプットと4つのCVアウトプットが装備。モジュラーシンセサイザーと柔軟に組み合わせることも可能となっています。
その他にも多くの機能が搭載。詳しくは公式サイトよりどうぞ。
とにかく今の時代のエレクトロニックミュージシャンが望んでいる機能が満載。これがドリームシンセと言われる所以でしょう。
気になる価格は$1,999。うーむ、やはりドリームシンセはドリームなのです。
7月後半出荷開始予定。
Dave Smith Instruments の12ボイスアナログシンセProphet 12 のモジュールバージョンのリリースがアナウンスされました。1月に開催されるNAMM 2014でお披露目とのこと。予想価格は$2000
これまでプラグインソフトウェアを開発してきたHypersynthというメーカーから、100%アナログ回路を使ったモノシンセXENOPHONEが発表されています。
- 3 OSC Synth with distortion, Sequencer & Arpeggiator
3 LFOs all with a lot of Wave Shapes - 8 modulation slots
- 6 filter types – lp, hp, bp, notch and 2 mixed lp-hp combinations
- all controllable via MIDI (Controllers).
- reverb & delay (effects)
- 価格未定10月末からのプリオーダー開始
来週、詳細が発表になるArturiaの小型シンセ Micro Brute。Arturia公式サイトではカウントダウンが始まっています。「Something Big」とははたしてどのような意味なのか、そのサウンドに期待が高まります。
上の画像もまだリークの段階ではありますが、Synthtopiaなどのブログによると「Micro Bruteは1オシレーター+シングルADSR EG, LFOのモノシンセ、2オクターブ鍵盤、シーケンサー付き、パッチングも可能、価格はおよそ$300」とのこと。
Dave Smith Instrumentsはアナログ・モノ・シンセサイザー「Mopho」の44鍵盤付きバージョンである「Mopho SE」のリリースを発表。
「Mopho」は2008年頃から発売されている黄色い小型デスクトップ型シンセモジュールで、その後タッチセンシティブ対応の32鍵盤付きの「 Mopho Keyboard Synthesizer」と、4ボイス・ポリフォニックの「Mopho x4 Synthesizer」も発売され、このMopho SEは4番目のMophoファミリーとなるわけです。
同じ鍵盤付きのモノシンセ「Mopho Keyboard」との違いは、鍵盤数が32から44になっていることと、黄色のボディから一変してProphet 12 譲りのグレーのメタルボディが採用となっているところです。詳細を見てみましたが、中身はほぼ同じのようです。
僕も「Mopho」モジュール・バージョンを所有しているんですが、これがアメリカ産なんだ、、と実感することのできる音の太さです。しかし、一見、ツマミが8つあって使いやすそうには見えるのですが、大量のパラメーターをこれらのツマミに呼び出して操作するのは苦痛にちかいものがあり、全体像がなかなか把握しにくいという欠点があります。コンピューターで操作することのできるエディターもあるのですが、これもやや時代に遅れた感がするもので、できるならば、鍵盤付き+多くのツマミ付きのMophoに乗り換えたい気持ちが多々あるわけです。それも44鍵盤あったなら、鍵盤を弾く人であるならば相当楽しいのではないでしょうか。
ちなみにMopho SEの価格は$949だそうです。
Dave Smith Instrumentsからは12ボイスのProphet12がエントリー。各ボイスには4オシレーター+サブオシレーター+アナログLowフィルター+Highフィルター+アナログアンプリチュードを備えるアメリカン・モンスター・シンセ。過去のDave Smith Instruments モデルの拡張版かと思いきや、デザインも1から新たにされており、キャラクターセクションにはDrive、Hack、Decimation、Girth、Airというユニークなネーミングがされた5つのノブが並んでいる。また、本体左側には通常のモジュレーションホイールとピッチベンドに加え、プログラム可能なタッチセンシティブスライダーが2本備わっているのも羨ましいところ。ビデオはDave SmithによるProphet12デモンストレーションビデオ。 価格 $2999
Dave Smith Instruments
最近の投稿
- 8マルチティンバー、各ボイス10オシレーターのモンスターデスクトップシンセValkyrieがMusikmesse 2018に登場
- MASCHINE 2.7.3リリース、ループレコーディング機能、Logic Proのコントロール機能が追加
- ROLAND CLOUDはさらに充実、ドラムマシンTR-909が追加
- 東京発、8ボイスのアナログシンセサイザーKIJIMIがSuperbooth 2018に登場
- スキンも変われば気分も変わる、KORG iMono/Poly 無償アップデートバージョン
- Apple Pencilを使ってとってもリアリティのあるバイオリン演奏ができるアプリ
- iOSのDAWアプリCubasisがAU MIDIプラグインに対応
- オルゴールのような形をした小型シンセBivalvia Synthesis
- 本家MOOGがリリースしたiOS版Minimoog Model Dアプリ
- 進化したギター音源プラグイン、Native InstrumentsのElectric Sunburst
- サンプル素材がもっと身近に。Native Instrumentsが定額制のサンプル&ループサイトSounds.comをスタート
- カラーディスプレイ搭載、ホストアプリとの連携強化、Native InstrumentsのキーボードコントローラKOMPLETE KONTROL S49 と S61Mk2 新登場
- カラーディスプレイとオーディオインターフェイス搭載、Native Instruments のグルーブボックス MASCHINE Mk3 新登場
- アナログドラムマシンにサンプラーとFMシンセが合体したJomoxの Alpha Base
- 来週4月20日より、ドイツベルリンにて電子楽器のスーパーイベント「SUPERBOOTH 17」が 開催
- タッチスクリーン付き次世代デジタルシンセ、WaldorfのquantumがMusikmesse 2017に登場
- ドラムマシン+シンセ+ミキサー+フィルターのコレクション、Minijam Studio
- 憧れの音楽ロボットを組み立てられるようになるツール
- Native Instrumentsのサンプル・スキャニング・シンセ「FORM」のバージョン1.1がリリース
- Reaktorで動くBuchlaモジュラー「Cloudlab 200t」無償配付中
- アコースティックとエレクトロニックの融合、革新的ストリングス音源 OutputのAnalog Strings
- まるで水族館のクラゲをみてるようなシーケンサー「Seaquence」
- Elektronのデジタルドラムコンピューター&サンプラーDigitakt プリオーダー開始
- UAD ソフトウェア 9.1 リリース、新プラグイン追加、Windows 10の機能向上、Mac Sierra完全対応
- Behringer、クローンシンセサイザーの開発プランを続々と発表
タグ
ableton Live AKAI android app Apple Arturia AU Audiobus DAW DIY DJ Elektron experimental iOS iPad iPhone korg Mac Maschine MIDIコントローラー Moog MPC MusikMesse Musikmesse 2013 NAMM2015 Native Instrument Novation Pioneer plug-in Reaktor Roland sampling Synthesizer Teenage Engineering Traktor VST Windows YAMAHA アナログシンセ アナログシンセサイザー エフェクター コントローラー シーケンサー ドラムマシン モジュラーシンセ