2014年に手のひらサイズのモジュラーシンセサイザーPatchblock をリリースしたMindflood Ltd.,が、今度はポータブルなドラムマシン、シンセ、アナログフィルター、ミキサー、スピーカーをセットにした Minijam Studio を発表、現在クラウドファンディングKickstarterにてキャンペーンを開始しています。
Minijam Studioは様々なデバイスを自由に組み合わせ、気軽にジャムセッションを楽しめるマシンです。KorgのVolcaシリーズと似たコンセプトを持っていますが、MinijamStudioのシンセとドラムマシンはデジタルなので、その分コストが抑えられているようです。とはいえ、パラメーターロックやスケール・アルペジエーターのようなモダンな機能を搭載していたり、シーケンス・パターンメモリー、12時間使用可能な充電バッテリーを内蔵しているなど、ミニだからと言って侮ることはできないナイスなスペックを持っています。
Minijam StudioはMIDI機能を備えていませんが、VolcaやTeenage EngineeringのPocket Operatorと同様の同期技術を備えているので、これらのデバイスとのテンポ同期が可能となり、仲良くジャムセッションを行えます。ポータブルギア派のミュージシャンにとっては嬉しいニューフェイスといったところでしょう。
Minijam Studioの価格は£130 (およそ18,000円)、デバイスに個別入手も可能で、tek.drum(ドラムマシン)、tek.waves(シンセ)tek.hub mixer(ミキサー)が各 £45 (およそ6,200円) 、 tek.filter(フィルター)が £40 (およそ5540円)となっています。良い価格ですね。
出荷開始予定は2017年9月。詳しくはKickstarterプロジェクトページよりどうぞ。
スウェーデンのシンセメーカーTeenage EngineeringはポケットサイズのシンセPocket Operatorの新シリーズPO-32 Tonicのリリースをアナウンスしました。Pocket Operator は一枚の基盤の上にスイッチやディスプレイを配置したミニシンセサイザーで、これまでドラムマシーン、ベース、リードシンセサイザー、ノイズ・パーカッションなど6種類のOperatorがリリースされてきましたが、特にそのユニークなサウンド、機能、ルックスで注目を集めています。
新機種となるPO-32 Tonicは16種類のサウンドを使ってパターンを打ち込むことができるドラムマシンです。目玉機能は同じくスウェーデンのソフトウェアメーカーsonic charge社のVST/AUソフトウェアmicrotonicとのリンク機能で、ソフトウェア内でサウンドのエディットを行うことができたり、内蔵マイクロフォンを経由してサウンドやパターン等のデータを転送できるようになることです。
先月行われたNAMM 2016 で、TeenageEngineeringはポケットオペレーターの新しいモデルを3種を発表しました。
ドラムマシンやベース用シンセ、ノイズパーカッションなど、様々な音色キャラクターを持つポケットオペレーターは、通常のステレオ・ミニジャックケーブルを使うだけで同期演奏が行えることも魅力の一つです。
今現在、全6種のポケットオペレーターが発売されているわけですが、これを全部数珠繋ぎして同期演奏すればそれは楽しいことに違いありませんが、でも6台ともなればさすがに操作が面倒になるに違いありません。(私も前モデル3種で試してみましたが、スイッチやノブの類が小さすぎることもあって、操作が窮屈なんです)
そこで考えられたのがポケット・ミキサーです。ポケットオペレーター全6モデルのボリュームをパラで操作でき、同期信号の分配管理するができます。下のビデオがそのデモンストレーションです。前半は技術的な解説。演奏が始まるのは3:09あたりからです。
昨年リリースされ大評判を読んだ、スウェーデンのシンセメーカーTeenage Engineeringのポケットオペレーターに、新シリーズPO-20が加わりました。新しいシリーズは、PO-20 アーケード(アーケードシンセサイザー)、PO-24 オフィス(ノイズパーカッション)、PO-28 ロボット(ライブ・シンセサイザー)の全3種類です。
PO-20シリーズはこれまでのPO-10シリーズと互換性を持ち、シンクケーブルを使った同期演奏が可能になります。電卓のようなフォームもこれまでと同様です。価格もこれまでと一緒69ユーロです。80年代のゲームウォッチを思い起こさせるキャラクターも相変わらずカワユイです。
話題騒然。Teenage Engineering とCheapMonday のコラボレーション、「Pocket Perator」OP-12、 OP-14、 OP-16、そしてシンクモードについてのオフィシャルデモンストレーションビデオが公開になっています。Teenage Engineering のオンラインサイトでは販売受付も始まっています。
シンセサイザーブランドTeenage Engineering とファッションブランドCheap Monday によるコラボレーション。シンセサイザーのブランドがファッションブランドとコラボレーションするという話はあまり聞いたことのない話なのだが、たしかにこの二つのブランド幾つかの共通点があるように感じる。「北欧スウェーデン発」「デザイン性重視」「タイト」・・たしかにCheap Monday のジーンズは私にとっては細すぎではある!(苦笑)
Teenage Engineering が小型で格安の新しいドラムマシンを開発しているとのニュースは随分前から聞いていた。そのころの画像を見てみると確かに外観は丸裸のような状態だ。そこにCheap Monday にユニークなコーティング、外観のデザインを依頼したのがこのコラボの始まりとなったそうだ。
PO-12 / rhythm
16ステップシーケンサー内臓のドラムマシン、16種類のインストゥルメント(サウンド的にはシンセとサンプルのミックスのよう)
PO-14 / sub
16ステップシーケンサー内臓のベース向けシンセサイザー、16種類の音色と16のエフェクターを内臓
PO-16 / factory
16ステップシーケンザー内臓のメロディー/リード向けシンセ、16種類の音色と16種類のエフェクターを内臓
今回発表された3種類の「ポケットオペレーター」のコンセプトはコンパクトでスムーズ。そして各$59という格安な値段での提供も彼らにとってのひとつのチャレンジのようだ。ファッション業界からシンセサイザー業界へ、シンセサイザー業界からファッション業界へ、ふたつの業界にカジュアルな新風を巻き起こすに違いない。
この「ポケットオペレーター」はポケットに収まるほどの小型シンセサイザー。本体にはLCDスクリーンと内臓スピーカー、オーディオアウト/イン端子が備えられ、ふたつの単4電池によって駆動する。シリコン製のケースに収めると電気計算機のようなルックスに変貌する。
かつての ”任天堂ゲームウオッチ” をイメージしたとも語られているように、アラーム時計を内臓していたり、針金製のスタンドによって本体を立てかけることができようになっている。
シンセサイザーとしては、シーケンサーを内蔵、ノブの位置情報を記憶するパラメーターロック機能が大きな特徴となっている。ポケットオペレーター同士を同時演奏させる同期機能も装備している。サウンドも個性的だ。各モデルともに、フィルター・ビットクラッシャー・ディレイ・スタッターなどの多くのエフェクターも備わっている。
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