WistはBlueToothを使った同期再生テクノロジー。2台のiPad/iPhoneでWist対応のアプリの同期再生を可能にします。上の画像はコルグによって発表されたWist対応アプリ一覧。先日、iPadとiPad2で試してみたのですが完璧な同期がとれるというわけではなく、どちらかが微妙に遅れてしまったり、時々通信が途切れてしまったりすることこが多々あったんですよね。とはいっても2台で、友達と演奏するのは非常に楽しいものです。もしくは今後、3台、4台のiPadでシンクなんてのも面白いかもしれないですね。
追記 2011年9月26日 本日KorgのiPadアプリがバージョンアップ。Wist機能の安定性が向上とのこと。
ずっと前から試してみたかったFL STudio Mobileでのトラック作り。使用機材はiPadのみでどこまでできるのかがんばってみました。制限時間は2時間。FLを使うこと自体初めてのことだったので、けっこう慣れるまでに時間がかかってしまいお粗末な完成トラックになってしまいました、、(苦笑)。完成したトラックはいわゆるテックハウスとよばれるものなのでしょうか、、リズムが中心となり、大きなメロディーはいれませんでした。FLはやはりダンストラックの制作に焦点をあてているので音源的にはシンセサウンドがほとんど。上の画像は完成したトラックのアレンジ画面。
まずベースとなるリズムをDrum Kits(Synthetic Kit)を使ってパッド(画像上)で叩きました。やはりこの手のパッドが直感的にリズムを作る上では欠かせませんね。FL Studio Mobileには11のドラムキットが付属。
GarageBandと違いMIDIノートやリズムトラックの打ち込みをエディットできるのが利点。間違って弾いてしまった部分を修正したり、「この部分にシンバルを一発入れたい!」なんてことは楽にクリアーできます。
おそらくFL Studio Mobileの一番のセールスポイントかと思われるエフェクター。特にフィルターに関してはアクセロメーターが動作したり、フィルターを動かした内容をレコードすることができます。ここではメインのリズムにリバーブを多めに、そして曲の前後でフィルターを動かしています。
フィルターを動かした内容がアレンジ画面に波形として表示されますが、その内容を手動でエディットできないのは残念です。
アレンジ画面下に表示されるアレンジツール。アレンジ画面上で各トラックのボリュームとパンやエフェクターのオンオフを設定できるのはとても便利。しかしコピーペースト、インサートに関しては慣れるまでに時間がかかります(やはり画面が小さすぎる!!)。繰り返しフレーズを作るループ機能が付いていないのも残念。
曲中使用しているボンゴのループはLoopsのLoopMasters MJ Bongoを使用。FLには即戦力となるスライスされた42のリズムループが収録されています。
ループはすでにスライスされているのでテンポを変えてもある程度きれいに再生される上、部分的に再生位置を変えたり、パターンに変化を付けたりすることができます。
ベースパターンをHarmlessBenny Bassというプリセットを使いキーボード上から弾いてみました。このキーボード見た目は美しいのですが、ポジションを移動したり、鍵盤を拡大して見る際にその都度スイッチを入れなければならないのがやや面倒。ピッチベンド、モジュレーションなどが付いていないのもやや残念!!
エディット画面。クオンタイズの修正、ベロシティーの修正、レングスの調整などが出来る点がとても便利。
完成したトラックはWavファイルに。MIDIファイルも転送可能なのでFL Studio Mobileで大まかなトラックを作り、DAWソフトにエクスポートしていくこともできますね。
さて完成したトラックです。もっと時間をかければよかったんですが、今日はこんなところまで。
FL Stuio Mobile demo track by ikkuberlin
FL Studio Mobileについて PC版FLが本来持っている優秀なリズムループがわずか50程度しか納められていないのが残念。しかしわずか1300円!! 今後のバージョンアップでどういう方向に向いていくのかが楽しみです。希望としてはそれぞれのトラックのオートメーションを可能にしてもらいたいですね。
PCDJ(ラップトップDJ)への期待はレコードDJでは真似することの出来ないクリエイティブなミックス。そして音楽プロデューサーには出来ない素早いアクション!!! このMeta.DJ for iPadはTraktorの縮小版みたいなDJアプリです。iTunesのプレイリストから読み込み込んだトラックを最大4デッキでプレー、さらにエフェクター、自動テンポシンク、キューポイントの設定もできる懐の広さ。そして簡易ドラムマシーン、ループマシーン、シンセも同時に使用ができ、これらもプレー中のトラックにテンポシンクができるというポテンシャル大の新iPadアプリ。
今後のバージョンアップに期待大。ヘッドフォンでモニターがでたり、レコーディング機能が付けばもう最高なんですけどね。
App Storeにて¥850
すっかりロマンを失いかけていた言葉「タイムトラベル」ですが、、、今日の新聞によるとまだまだその可能性が十分にあるとか。音楽的インスピレーションが一気に膨らんでくるような。昔好きだった原田真二の「タイムトラベル」という歌が頭を渦巻いてます!!歌詞が面白いのでぜひ。
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8月27日にこのブログでお伝えしたOpenMusicAppCollaborationManifestですが、このおかげで1ヶ月経たないうちに多くのアプリがVirtual CoreMIDIに対応するようになり、1台のiPadで同時にいくつかのアプリが使用できるようになりつつあります。ここに9月22日現在までのVirtualMIDI対応アプリのリストをあげておきましょう。(他にもまだあったら知らせてください!)
- NLog (MIDI Synth and Pro)
- SoundPrism Pro
- Polychord
- MoDrum
- BassLine
- Slide Control Fluid Synth
- Samplewiz
- Morphwiz
- StepPolyArp
- Genome
- Sunrizer
- Funkbox
さて今日発表になったシンセアプリSunrizerがヴァージョン1.3、そして先日発表されたばかりのシーケンサーアプリのGenome MIDI Sequencer1.0.1 これでGenome MIDIで作ったデータをSunrizerで演奏させることができるようになります。
まずはSunrizerから起動、UTILS>MIDI IN ChannelでMIDIチャンネルを選択。そして画面左上のAUDIO BKGボタンを押すことでセッティング完了。
Genome MIDI Sequencerのセッティング。MIDI設定>OUTPUTより、ここに起動されているVirtual Core MIDI対応アプリが自動的に表示されます。これでセッティングは完了。
OscilliciousからのSodasynth、本家のプラグインソフトはMac、Windows対応のVSTフォーマットのものなのですが、このSodasynthのライトヴァージョンはGoogleウェブブラウザーChromeのアプリとしてブラウザーからダイレクトに起動させることができます。Chromeをまだ使っていない人はまずChromeをダウンロード、それからこのアプリをダウンロードしてみてください。どちらもフリーです。画面にある鍵盤を押さえるか、キーボードに配置されたショートカットキーを押さえることで音が出せます。4小節分のオーバーダブレコーディングもできます。それにしてもChromeの動きは速いですね、、。ダウンロードはリンク先よりどうぞ。