オーストリアに拠点を置くプロデューサーデュオBernhard BelejとJodok Dietrichによって作られたKompalisator。なんだか軍隊用のラジオかなにかに見えるこのマシンにはスピーカーが内蔵、ノイズを発し、エコーを飛ばし、光で音をコントロールし、またフラッシュライトも発するというユニークなマシン。
脳が音楽をコントロールする!!
アメリカシアトルを拠点に活躍するReggie Wattsによるループベースのヒューマンビートボックス。
Sun Boxesは太陽のエネルギーを使ったサウンドインスタレーション。20台のスピーカーにはそれぞれ太陽光発電パネルが付いており、それぞれのスピーカーからはそれぞれ違ったギターの音が鳴らされ、すべて合わさるとB♭のコードになるといいます。2年間に渡り行われてきたこのインスタレーションは、大自然の中、様々なロケーションで撮影されてきました。自然とテクノロジーが紡ぎだすこの空間は果たしてどのようなものなのでしょうか。。
このプロジェクトの最終目標はショートフィルム作成とマルチスクリーンを使ったいろいろな環境のもとでのインスタレーション。その為の活動資金が募集中となっています。詳しくは次のリンクよりどうぞ。
via Wire to the ear
日本でのAlesis io Dockの発売が近くなり、関連投稿も増えてきているようですね。ここドイツではすでに発売が開始されており、スタジオ内で利用する人もちらほら。このブログでも関連のニュースを何件か紹介してきましたが、今日はこのio dockをどのように使っているのかを紹介してみたいと思います。
io Dock に載ったiPad音楽アプリをどのようにしてワークフローに取り入れるか?ということが一つのテーマになってくると思うのですが、例えば、AbletonLiveを使用した例を見てみましょう。私自身一番このio dockで気に入っているののがUSB端子。これをコンピューターと接続することでMIDIの送受信が可能になります。(わずらわしいWifi MIDI接続よりも断然良いのです。)
接続すると即コンピューター側が認識。AbletonLiveのMIDI設定画面にてそのオンオフが設定できるようになります。これだけの作業なのですが、例えばKorg iElectribeもAbletonからのMIDIクロックを受信し、Abletonとの同期が実現。テンポの設定もAbletonに従って作動するようになります。
abletonLiveのMIDI設定画面
さらにコンピューターとUSB接続してあるMIDIキーボードでSunrizer Synthを演奏してみることに。
AbletonLiveのメイン画面、MIDI To欄にてAlesis io Dockを選択することでSunrizer Synthが即演奏できることに。ピッチベンド、モジュレーションホイールの動作も確認できました。これでSunrizerSynthを音源モジュールとして十分に利用できそうですね。プログラムチェンジやMIDI clockの受信は今のところ対応していないようで、これはSunrizer Synth のアップデートを期待したいところです。
さてもう一つio dockで気に入っている点はマイクロフォン入力端子。Garage Bandはもちろんのこと、先日紹介したSampleWizを使って行うサンプルレコーディングに重宝しています。もちろんオーディオインターフェイスを利用して行うレコーディングに匹敵するものではないのですが、この簡易性もio Dockのひとつの特徴なのではないでしょうか。面倒なセッティングを一切必要としません。
GarageBandのレコーディング画面
問題点、、、、強いてあげるとするならば、ボリュームスイッチをフロントに設置してもらいたかったこと。やはり頻繁に利用するものだけにどうも不便な気がしてなりません。それから、やや激しくパッドを叩いたり演奏しているとiPadがdockから外れてしまうことがあるので、iPadをロックするものがあればいいかと。さらに欲を言えば、コンピューターとio DockをUSB接続した際にiTunesの起動も可能にしてもらいたかったですね。オーディオファイルの転送等何かとiTunesを必要とするたびにiPadを取り外さなければならないのが億劫になってしまっています(!)それだけio Dockが気に入っているということなのですけどね。