Waldorfからは90年代半ばに販売されたアナログシンセPulseの後継機となるPulse2が発表になった。Pulseはラックマウント型モジュールであったが、こちらはBlofeld同様のデスクトップ型のモジュールになっており、その姿はとても美しい。3つのオシレーターとアナログカスケードフィルターは旧型Pulseと同様、Pulse2ではハイパス、バンドパスフィルターモードを追加、パラフォニックモードでは8ボイスのコードが再生される。500あるプリセットサウンド、太いベースサウンドからリード、ドラム、パーカッションなど多岐にわたるサウンドを得意とする。さらにアルペジエーター、外部入力端子も備えるなど、アナログシンセファンにとっては満足感のあるスペックになっている。€549 2012年夏からの販売予定
Specs:
- Analog monophone synthesizer
- 3 analog oscillators + 1 noise generator
- Pulse width modulation
- Hard sync
- Filter frequency modulation of OSC 3
- Ring modulation of OSC 3
- XOR mode
- 8-/4-voice paraphonic modes
- Cascade filter
- 24 dB/12 dB lowpass filters, 12 dB highpass/bandpass filters
- Extensive arpeggiator
- 8-slot modulation matrix
- USB
- MIDI
- External analog signal input
- Stereo line output
- Headphone connector
- Compatible with Pulse Classic
- 128 x 64 pixel LC display with with background illumination
- 8 stainless steel regulators
- 500 sound programs
- Electron-absorbing black casing
NAMM2012、KORGからは2種類のKAOSSファミリーが発表になる。iPhoneアプリiKaossilatorによって認知度を上げたKaoss、今度はハードウェアでの戦いに挑むようだ。赤色のMini Kaoss Pad2と黄色のMini Kaossilator2。Miniというだけあって可愛らしい携帯電話のような形をした手のひらサイズのマシンになっている。やはりMIDIが付いていない。
Mini Kaoss Pad2
プログラム数: 100
プログラムカテゴリー: フィルター (15), モジュレーション (15), LFO (20), ディレイ(10), リバーブ (5), ルーパー (20), ボコーダー (5), シンセサイザー (10)
デモサンプル: 6 プリセットループ (House, HipHop, Electro, Breaks, Dubstep, D&B)
サンプリング周波数: 48 kHz
AD/DA : 24-bit
入力端子: ラインインプット (stereo mini jack type)
出力端子: ヘッドフォンアウトプット(stereo mini jack type)
データストレージ: microSD card (512MB – 2GB) microSDHC card (2GB – 16GB) *SDXC cards cannot be used.
電源: 単3電池 x 2 AC アダプター(オプション)
電池寿命: およそ5時間 (ニッケルメタル電池使用の場合)
寸法 (W x D x H): 76 mm x 128 mm x 25 mm
重量: 105 g
オプション: AC アダプター
アクセサリー: マニュアル, 単3電池x2
追記 MP3プレーヤー搭載なのでDJ的なプレーも可能、またマイクロフォン、スピーカーも内蔵しているのでいろいろな使い方ができそうですね。
AlesisはiPad Dockでさらなる攻勢を仕掛けてきました。今回はギターアンプAmp DockとドラムマシーンDM Dock。そしてiPhone4sの音楽リスナーのためのAmp Case。さすがドッキングステーションでは先を行くAlesis、ユーザーの使う楽器に応じてドッキングステーションを使い分けるという新しい提案なのだろうか?
DM Dockはドラムモジュール、本来ならオリジナルI/O Dockもこうあってほしかったと思えるような充実のアウトプットと外部からのトリガーインプットを備えている。GarageBandを含む他のiPadアプリもバーチャル的に作動するというので、どのように動くのか見てみたいものだ。サウンドライブラリーやエフェクトも随時購入が可能になるという。値段はまだ発表されていない。
噂通りAKAI MPC FlyはiPadアプリ「MPC Fly iPad APP」 と統合するドックステーションタイプのもの。ハードケースに収まったノートブックのような形にまとめられ、とてもスポーティーに見える。MPCパッドの魅力はそのままに、リチウム電池でも駆動、アウトドアでも活用できそうなMPCになっている様子。CoreMIDI、WISTサポート。
ハードウェアにはアウトプットは付いていないのか?MIDI端子は付いていないのか?もうしばらくチェックが必要なようです。
追記 予想価格$299
アフタータッチ機能付きの49鍵のセミウェイトキーボード、4×3のMPCドラムパッド、8本のタッチセンサー式フェーダーをメインとしたAKAIからの新しいMIDIコントローラーキーボードAKAI Pro MAX49。アルペジエーターとシーケンサーが内蔵。注目はMIDI DIN端子、CVとGATE出力を備えているあたり。これによりビンテージアナログシンセサイザーとのコミュニケーションが円滑になる。付属するAkaiConnectによりMIDIマッピングが簡単に行えるようになりVSTソフトシンセのオペレーションもできるという新旧を統合する新しいAKAIのコントローラー。はたしてキーボードの引き心地はどのようなものなのか?
- 49セミウェイト鍵盤、チャンネルアフタータッチ付き
- 12MPCパッド、バックリット、4バンク
- 8LEDタッチフェーダー、4バンク
- CV Gateアウトプット
- ラッチ付きアルペジエーター
- ステップシーケンサー
- MIDI IN/OUT DIN
- MPCスィング、ノートリピート、フルレベルナビゲーション
- コントロールサーフェイスはMackie ControlとHUIをサポート
コンボリューションエフェクターはすでにLogicやSonarなどにもバンドルされており、忠実な空間表現や新しい音空間を作り出すためのエフェクターとして多くの人に利用されている。例えば大聖堂の中で歌っているような音像、車の中でドラムを叩いているような音像、バケツの中で手を叩いているような音像、などなど、インパルスレスポンスとよばれるデータ次第で様々な音像がシュミレートできる。Audio Ease社によるAltiverbはその代表格。
コンボリューションエフェクトをベースとしたGalaxy Xは膨大なサンプル音源と統合され、一括操作ができるソフトウェアシンセサイザー。15Gに及ぶサンプル、1000のインストゥルメント、2000のエフェクトサウンド、5000のループ音源が収録されている。X-Fileとよばれるインパルスレスポンスによりそのサンプル素材は大きく加工され新しいサウンドを生み出すこととなる。
新しい刺激的なサウンドを求める人は要チェックのシンセだ。Galaxy Instrumentホームページにてサウンドデモ公開予定。$249