MPC Studioが発表になった。NativeInstrument Maschine Mikroへのレスポンスといった感じに伺える。USBによって駆動するコントローラーの厚みはおよそ1インチ。シルバーを基調としたシャープなデザインが好印象。ハードウェア左には4つのタッチセンシティブ対応Q-Linkノブが装備、Maschine Mikroにはノブが1つしか付いていないことを考えるとやや分がよい展開に。
残るはiPADアプリMPC Flyの発表を待つばかり。AKAIフォーラムにはこんなリーク情報も。
追記 予想価格$599
NAMM2012に登場するKOMA KOMMANDER。モジュラーシンセと合体させるエフェクターのようですが詳細はまだ明らかにされていません。
上の画像はすでに販売されているBD101 Analog Gate/Delay。白のアルミボディを基調とし、サイドには木製パネルが取り付けてるとてもエレガントなルックス、ペダルエフェクターとして床に置き足で踏むのにはちょっとためらいを感じざるを得ませんが、そんな見かけとは裏腹にアナログビットクラッシャー的なディレイサウンドはとてもヘビーでノイジー。マシン右下にある3つの赤外線コントローラーでは手足をかざすことでサウンドをコントロールすることができるのはとてもクールでクレイジー。スタンドアローンとしての使用だけでなくモジュラーシンセとの組み合わせによりより機能を発揮。税込み価格329ユーロ
1週間後にNAMM2012で披露される予定のCasio XW-P1。シンセ系ブログ上の噂では「シンセサウンドとグルーブエンジンからなるワークステーション型シンセ、値段は700$位か?」などなど、想像と期待はいい具合に高まっています。NAMM2012のMUST SEEリスト上位である事は間違いないところです。
そんな「デジタルはカシオ」のシンセ事業復活を喜んではいるのですが、80年代ヤマハ崇拝主義に走っていた筆者にとってCASIOシンセは実のところ未知の領域。ここはいい機会なので今晩あたり80年代ヤマハDXシリーズと競合していたというCasio CZシリーズを見直してみようと思っているところです。Yahooオークションでも比較的割安で取引がされている模様。
Casio Zシリーズ@wiki (おすすめ)
見たことのないシンセサイザーを見ると「え?なにこれー!!」と驚嘆する気持ちはシンセ好きの人になら分かってもらえるでしょう。以前から紹介しているSynth Projectは「え!何これ」的な気持ちをいつも届けてくれるDIYコントローラープロジェクトで、市販されているDIYキットやプラグインソフトを自作のケースにマウントしハードウェアコントローラーを製作するというもの。過去にはiPadアプリ iMS-20を使ったThe MC-20 ControllerやVSTプラグインAlphatronを使ったAlphatron SP Controllerなどなど、シンセマニアをうならすその見た目のかっこよさと、その創作意欲には敬服するばかりなのです。
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こちらも話題沸騰中。昨日発表になったばかりのアナログベースシンセサイザーMoog Minitaur。フットペダルシンセTaurus 3のパッケージデザイン版 であるMinitaurはMoog-yアナログシンセのサウンドとパワーはそのままで、サイズはわずか21,5×13,3 cm、1,3kgに。まだ本物のMoogを手にしたことのない我々が目を輝かせる理由はなんといってもUS$679という値段。本家のTaurus 3は重さ20,5kgで価格US$1699。同じくパッケージ型モノシンセDaveSmith Mophoと違って一つのノブにつき一つのファンクションなので使い勝手は断然こちらが上。
今月19日からのアメリカでのNAMM(世界最大規模の楽器ショー)を前に、この数日はどこのシンセニュースもAKAIとMOOGの新製品の話題で持ち切り。かつては日本の誇りだったAKAI MPCも今では英語サイトがメイン、日本人は開発に関与しているのだろうか?確かにMPCのドラムパッドは今でも魅力的なもの、しかしその魅力はNI Maschineによってはうまく引き継がれてしまったような、そんなAKAI MPCの暮れ行く日の光を眺めているようなところにMPC Renaissanceの登場だ。
MPC Renaissanceは大型コントローラー、かつてのMPCのような単体で動作するマシンとは違いコンピューターソフトウェアを起動することによって動作するNI Maschineと同様のハイブリッド方式。つまりコンピューターのパワーによってその動きは左右されることになるのだが、AKAIのコンピューターソフトウェアってはたしてどうなのだろう?という不安はやや隠せない。ベータ版と思われるソフトウェアの画像からはあまりドキドキ感が伝わらないのはどういうわけか。
気になるのはMPC3000とMPC60のサウンドをイミュレートするVintage Mode。すでにNI Maschineでも同じアイデアが搭載されているがこちらの方はビットレートを落としたようなザラザラサウンドを作るだけのお粗末なものだったので、本家AKAIがどのようなVintageModeを作るのか期待が高まる。
そんなライバルとMPC Renaissanceが異なる点は、オーディオインターフェイスとMIDIインターフェイス、そしてたくさんのI/Oを備えるところ。オーディオインターフェイスがどの程度のクオリティーなのかがとても気になる。付属する6Gに及ぶAKAIのサウンドライブラリーにはその伝統ゆえにとても信頼性がある。あとは価格がどのくらいのものなのか。
同時発表予定のMPC StudioとMPC Flyはまだベールを冠ったまま。MPC Studioは「スリムラインコントローラー」そしてMPC FlyはiPad2用のコントローラということだ。AKAI初のiOSプロジェクトは果たしてどのようなものなのだろうか。
追記 予想価格$1299