イギリスのブリストルに拠点を置くSpacehardware。アナログとデジタルのハイブリッドシンセサイザーをハンドメイドで作ることをコンセプトとするインディー・シンセメーカー。今までいくつかのプロトタイプがサイト上に発表されてきたのですが、そのうちのひとつであるCygnxが製品化される運びになったそうです。上のビデオはそのスネークプレビュー。Cygnxはフロントパネル中央上に置かれたLEDオシロスコープが印象的なデスクトップ型のモノシンセ。サウンドはデジタルオシレーターとアナログフィルターのハイブリッド、120ステップのシーケンサーを備え、ノブの数も十分、本体のサイズも丁度よし。問題は価格ですね、、。販売時期もまだ未定ですが、興味ある方はメーリングリストにサブスクライブしておきましょう。
ダンスミュージック専門のオンライン購入サイトBleep。個人的にはFlacファイルでのトラック購入ができることでとても好印象を持っているサイト。そんなBleepによって編集された「A guide to electronic music」は1930年代から現在までのエレクトロニック音楽の歴史をたどることのできる全55曲がダウンロード購入できる。オリヴィエメシアンによるオンドマルトノを使った「Oraison」(1983年)から始まり、ジョンケージ(1952年)アートオブノイズ(1984年)エイフェックスツイン(1999年)ジェームズブレイク(現在)へとつながっていく。見落としていた名曲が見つかること必至。トラックリストは次の通り。
そしてBleepによって編集されたFaceBookタイムラインもエレクトロニック音楽の歴史を知る上でとても画期的なサイト。フランス人技師のエドアード・レオン・ スコットによって発明されたフォノグラフ(1958年)という装置から始まり、エジソンによる蓄音機、そしてMoog、Roland TR-808などのエレクトロニック音楽の歴史を語る上で欠かすことのできない重要な機材の紹介や、コンピレーションには収まっていない重要なトラックのYouTUbeビデオやレーベルがタイムラインに沿って紹介されている。もちろんそのセレクションに関しては異議ある部分もあるのだが、時代の流れにそってエレクトロニック音楽を学び、楽しむのもなかなか面白い。
いっかい 「1929年生まれの電子楽器 オンド・マルトノ」
Secret Base Designによる新作アプリVoxKit。前作のAudio MIDI Connectは歌声や実際に弾いた楽器の音をMIDIデータに変えてくれるものでしたが、今回のVoxKitはドラム専門のMIDIコントローラー。たとえば手をたたくとキックの音がなる、茶碗をたたくとハイハットがなるなど、身の回りにあるものをドラムコントローラーにして、ドラムの打ち込みができるアプリ。同時にならすことができるサウンドは4つまで。またwifiネットワークを使い外部MIDIディバイスをならすこともできます。茶碗をたたいているのにキックがなったりしてしまうことはたまにありますが、リアル感のあるグルーブを作るには今後期待が持てそうなアプリです。条件: iPhone 3GS、iPhone 4、iPhone 4S、iPod touch(第3世代)、iPod touch (第4世代)、およびiPad に対応。iOS 4.2 以降が必要 App Storeにて¥85
いっかい 「 Audio MIDI Connect for iOS」
いっかい 「Audio MIDI Connect ディベロッパーSecret Base Design Softwareへのインタビュー」
いっかい 「Simmons社 Clap Trap のイミュレーションアプリClap Box for iOS」
いっかい 「すべてのものをパーカッションに」
Native Instruments TraktorのRemixdeckという機能は、サンプルファイルを様々な組み合わせで再生していくデジタルDJのための新しいアイデア。そのためのコントローラーとしてNative InstrumentsはKontrol F1というコントローラーを発売しているのですが、F1以外のコントローラーではこのRemixDeckを十分にコントロールすることができない、、、という問題がありました。詳しくはリンクより。
今日発表になったDJ Tech ToolsのMIDI Fighter 3Dのファームウェアアップデートのベータ版とMIDI Fighter Utility。HID信号を扱えるようになったことで、遂にTraktor RemixdeckのコントロールがこのMIDI Fighterでも可能になり、NI Kontrol F1は新しいライバルを迎えることになったわけです。
MIDI Fighterは同時にMIDI信号を扱うこともでき、ユーザーの好みによって様々なマッピングが可能。エフェクターコントロールなどは今まで通り、ゲームマシンのボタンをたたきまくるようなアクションはもちろん健在。さらにこのMIDI Fighter 3Dの特徴として、ジャイロスコープとアクセロメーターが内蔵。ディバイスを傾けることでモーションコントロールできる。さて皆さんはこのMIDI Fighter 3DとKontrol F1どちらがタイプでしょうか? MIDI Fighter 3D $249.99
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注目のBitwigがいよいよベーターバージョンの配布を開始。それに合わせてイントロダクションビデオが公開されています。ビデオを見て個人的に素晴らしいと思ったのは、Per-note automation(ビデオ1:43)で、MIDIノートのひとつひとつにオートメーションデーターの書き込みができる機能。AbletonLiveよりもクリエイティブなMIDIエディットができそうです。
ビデオの最後は「Give it to me! Come on! Ah….」という歌で締めくくられているのがドイツ流のジョークなのかも。
NI Reaktor専用のソフトウェア作るメーカーTwisted Tools。新しくリリースされたS-Layerは、最大8つのサンプルをスロットに並べ、レイヤーを作り、音を加工していくサンプラー。エフェクターやパラメーターを様々なコンビネーションで使うことで、ここから生み出されるサウンドバリエーションは無限大。今まで聞いたことのないワンショットサンプルやループ、サウンドエフェクトを作ることができる。128のサンプルが付属。iPad LemurとNI Maschineでコントロールする為のテンプレートも付属する。$69
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