コンピューターで音楽を作り始めるようになってから、コンピューターのスクリーンに黙々と向かい、一人で音楽を作ることが多くなってきているわけですが、もとはといえば音楽というのは仲間同士が集まって楽しみ、共有するものだったはず。
Native Instrumentsのプロモーションビデオでおなじみ、「コントローラーイズムのグル」とも呼ばれるMoldoverが新しいウェブサイト「Jambox」をオープン。メインコンセプトは、グループで楽しむことのできる楽器。そしてそれに合わせ公開されたYouTube ビデオ(下)では彼が製作したOctamasher、Syncomasher、Minimasherが紹介されています。AbletonLiveのカスタムセットアップによって、キーボードやコントローラーをさわるだけでループ演奏やサンプルマッシュアップ演奏を楽しむことができる大胆なデザインの楽器。ミュージシャン以外の友達、家族と一緒にジャムセッションを楽しむことができたら、それは本当に素敵な話です。
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雨の音や風の音は音楽と合わせるとドラマティックになるものです。(ちょっとベタかもしれませんが。)昔は効果音集を使ったり、アナログシンセのホワイトノイズなんかを使っていましたけど、最近ではこんなプラグインがあるんですね。風の音専門のAudioWindと雨の音専門のAudioRainです。パラメーターをいじることで、様々な雨模様や風模様を描くことができます。音効さんにとってはおそらく必須アイテムでしょう。音楽系の人にはどうなんでしょうかね??問題は値段。現在€149ですが通常価格は€245。2つをまとめたウェザーバンドルが€399。Mac /Windows/AU/VST/RAT デモ版あり。
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今週、Ableton Liveが64bitに対応した8.4ベータバージョンの配布を開始しました。AbletonLive 32bitバージョンでは最大4ギガまでのRAMしか利用できなかったのですが、この64bitバージョンでは理屈の上ではなんと16 エクサバイト=17,179,869,184 ギガ(!!) までのメモリーが使えるということらしいです。特にオーケストラのような、サンプルライブラリーを何百チャンネルも使うような巨大プロジェクトや、RAM消費の激しいプロジェクトを扱う人にとっては相当嬉しい話でしょう。
一般的なところで気をつけておきたいところは、64bitバージョンでは今まで使っていた32bitプラグインが使えないこと。たいがいのDAWソフトウェアの64bitバージョンには32bitプラグインも使えるアダプターが付いているのですが、今回のAbletonLiveのバージョンにはアダプターのようなものは付属していないので、正式リリースには是非アダプターを付属してもらいたいところです。現在の段階ではWindows対応のjBridgeというアダプターを別途に利用することで、今までに作ったプロジェクトを問題なくあけることができるという報告があります。その他、Max for Live、The Bridge(DJソフトウェアSerato)、ビデオに関しては64bitバージョンでは動作しないとのこと。
今までよりもはるかに快適な作業が約束される64bitバージョンですが、その為にはまずはコンピュターのCPUがそれなりに新しいものであることと、OSが64bitに対応したものでなければなりません。そしてコンピューターにRAMを4ギガ以上積んでいる人、是非試してみてください。
サンプルライブラリーやAbleton LivePackで知られるPuremagnetikからリリースされたiOSアプリClap Box。嬉しいフリーアプリ。1982年にイギリスSimmons社によって作られていたハンドクラップ専門のシンセサイザーClap Trapのイミュレーションで、オリジナルマシンのパラメーターを意識したデザインはSimmonsファンにとってはうれしいところ。面白いのは、オーディオトリガーに対応していることで、iPhone/iPadのマイクロフォンに向かって実際に手をたたくと、このClapBoxからもハンドクラップの音が聞こえてきます。Wifiを使ったMIDIにも対応。下のビデオはオリジナルClap Trapのデモンストレションビデオです。
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