かなり濃い画像から始まりましたが、ファッション雑誌の広告ではありません。これはオランダのファッションデザイナーMaartje Dijkstra氏によってデザインされたDJコントローラ付きのシルク製スーツ。ファッションと音楽とテクノロジーの融合を試みたもので、6本の金色のファスナーと蛍光緑のブレスレットを使い、ボリュームコントロールやサンプルをトリガーすることができるMIDIコントローラ。ワイヤレスコントローラなのか、USBコントローラなのか詳細は不明です。

作曲家Beorn Lebenstedt氏によってこのスーツの為の音楽も作られているそうですが、果たしてどのような音楽が作られるのか非常に興味があります。自分だったらドローン系音楽を作りますね。

もしも自分が着るのでるならばMIDIジャンバーの方がいいかなあ。

via Fashion Tech

 

ドイツベルリンの新しいエフェクターメーカーであるKOMA Elektronik。今日はFT201 (アナログフィルター+10ステップシーケンサー)とBD101(アナログゲート+ディレイ)を試してみた報告をしようと思います。

FT201BD101、共にペダル式のエフェクターということで、本体左下には金属製のフットスイッチがついています。白のアルミケースに包まれた本体に、木製のサイドパネルが施してあるデザインはとてもクール。サイズ的にはMoogのMoogerfoogerシリーズを思い起こさせますが、こちらのエフェクターは共にフロントパネルに10個のパッチベイがあるので、ケーブルの接続を面倒に思うことなく行うことができるのが良いところです。そしてフロントパネル右下にあるのが、KOMAのチャームポイントとなりつつある赤外線コントローラ。コントローラの上に手をかざすと、その距離に応じてエフェクトの効果をコントロールすることができるもので、軽く遊んでみるとマジシャンにでもなったかのような気分、真面目に遊んでみると予測できないサウンドが飛び出して来るのに驚かされます。どちらもMIDIは装備されていないので、外部音源と同期を取る際にはCVを使った接続が必要になってきます。

Continue reading »


この数年、様々な形をしたコントローラが開発されているわけですが、Disney-labsによって開発されているBotanicus Interacticusはもしかしたら世界で一番オーガニックなコントローラかも。植木鉢の土の中にセンサーを埋めこむと、植物そのものがコントローラになってしまうというもので、茎をさわる動きや、葉をワサワサとさわる動きがデータとなり、そのデータを音楽に活用することができるというアイデア。本物の植物でも人工植物でも効果の方は同じようです。ひまわりで作る音楽、チューリップで作る音楽、サボテンで作る音楽、想像は大きく膨らむのですが、残念ながらまだ商品化の予定はないそうです。

 

via De bug

Tagged with:
 

発売前から話題になっていたSonic ChargeのPermut8が昨日リリースに。最近のプラグインエフェクターの傾向としてよくあるデジタルクラッシャーやビートリピートなど、特にグリッチ系の音楽が好きな人にはアピールするプラグインエフェクター。

Permut8は12ビットのデジタルディレイ、サンプリングレートが0から352khzという特徴を持つエフェクターで、プログラム可能なプロセッサーによってコントロール制御も意外に簡単。リズムトラックにインサートすると複雑でトリッキーなリズムになったり、リードトラックにインサートすると、いわゆる12ビットのザラザラ感が得られ、より力強いサウンドになったり、キレイな音になったりするなど、様々なサウンドデザインが考えられる。バーチャルサチュレーター、リミッター、フィルターも装備。下のデモを聞いてピンと来た人、ぜひ試してみてください。現在3週間のフリートライアルバージョンがダウンロードできます。$66   Sonic Charge

Continue reading »

Tagged with:
 

 

オフトピックスです。ドイツの大概のマンションやアパートビルディングには中庭みたいなものがあるのですが、庶民系の建物だったら大概は自転車置き場であったりゴミ捨て場だったりするのですが、ちょっとシャレた建物になるとそこにはカフェがあったり小さな公園になっていたりします。これはドイツのドレスデンのとある建物の中庭。雨が降ると音楽が鳴るんだそうです。一度きいてみたーい。

Kunsthof-Passge 

via CollabCubed

 

CDの売り上げが下がっている今日この頃、世界中の音楽産業がそれに次ぐ新しいアイデアを練っているわけですが、BECKのアイデアは100年昔のもの。今年の12月の発売予定のBeckのニューアルバム「Song Reader」はCDでもデジタルフォーマットでもない形。全20曲のフルカラーの楽譜と美しいアートイメージがハードカバーにパッケージされ売り出される予定なのだそう。

リリースの後には模範演奏がMcSweeney’sのホームページに掲載される予定もあるのだそうです。でも模範演奏を聴く前に自分なりの演奏を考え出すのがきっとこのプロジェクトの醍醐味でしょう。

なんとも時代錯誤なアイデアと思う一方で、その昔は作曲家が譜面を書き、ミュージシャンが集まって演奏をしてから、初めて「音」になったという歴史をもう一度振り返ることができる美しい実験のようにも思えますよね。

楽譜を読めない人、、がっかりすることはありません。日本のテクノロジーがきっと助けてくれるはず。KAWAIから発売されているiPhoneアプリ「楽譜カメラ」が今こそ役に立つ時が来ているのかも。楽譜にカメラを向けるだけで、五線や音符を瞬時に認識。多少の湾曲、シワのある楽譜もOK。

 

 

McSweeney’s

via AV Club/ Create Digital music

 

Tagged with: