いよいよ来年早々にリリースが予定されているAbleton Live専用コントローラPUSH。”演奏するための楽器”として作られているこのコントローラは、サイズ37cm×29.3cm、重さはおよそ3kgで、NI Maschineコントローラと比べるとよりやや大きめの作りになっているようです。すでに買い物リストの1、2位を争う期待のマシン、今からリリースが待ち遠しいわけですが、その前にもう少しどんなことができるのかチェックしておきたいと思います。

 

  さて、Ableton によって投稿されたばかりのPushのデモンストレーションビデオ(メイキング・リズム編)ではAbletonLiveのプラグインDrumRackを使ったリズム制作方法が説明されています。

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A Tasty PixelとAudanikaによる共同開発、本日リリースとなったAudiobusは、iPhone・iPadでの音楽制作の可能性を大きく広げることになるアプリケーション。楽器と楽器をケーブルで接続するようにアプリとアプリのバーチャル接続を可能にし、これまで”陸の孤島”と化していた音楽アプリが互いに連携をとることができるようになります。

30年前の今頃MIDIという技術が生まれたことによって電子音楽が大きく発展したように、このAudiobusという技術も同様に「iOSミュージシャンが音楽を作るために何を必要としているのか」という視点に立って考えられたもので、これからの音楽制作がよりクリエイティブなものとなり、iOSの音楽業界そのものが大きく発展していくように感じられます。

今日からこのAudioBusを使うことができるアプリは次の全12種類。(追加12/12 ThumbjamとDrumJamがサポートを開始し現在14種類のアプリを使用可能)AudioBusアプリをダウンロード(¥850)起動した後でこれらの対応アプリのオーディオルーティングが可能になります。しかしこれはまだほんの氷山の一角で、すでに750以上のアプリがこのテクノロジーをサポートする意向を示しています。iOS音楽アプリのキングダムであるGarage BandやKORGが果たしてどのような対応をするのかが気になるところではありますが、今日のところはこの感動的な体験を以下のアプリを使って味わってみてください。。

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「Scanned Synthesis」とは1998年から2000年頃にかけて、Bill Verplank、Max Mathews、Rob Shawらによって開発された合成方式で「パフォーマーの動きを音程に応じた速度でスキャンして音声化する」もの。

新しい解釈でこのScanned Synthesisが取り入れられているiPadアプリWabletは、スクリーンに映し出される網の目を動かすことによってウェーブフォームが作り出され音声が出力される。網の目はタッチスクリーンをさわることや、iPadを物理的に動かすことで変化し、美しいノイズサウンドパターンを作り出すことができる。

App Storeにて¥85

 

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Windows 8と大型マルチタッチスクリーンを使ったコントローラ。まだプロトタイプの段階でレイテンシーなどの問題は多く存在するようです。しかし、Windows8が大型タッチスクリーンでの操作を可能にしていることで、エレクトロニック・ミュージシャンがこのような楽器を演奏することができるようになるのもそう遠い話ではないようです。iPadのスクリーンではちょっと窮屈になってきたようにも感じる今日この頃、2013年をすでに待ち遠しく感じます。

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いっかい 「windows 8 大型マルチタッチスクリーンを使った音楽制作」


Source Audio からのHot Hand USBは、指にワイアレスリングをはめて、ジェスチャーで音楽ソフトウェアを制御することができるようになるUSBコントローラ。ノブやフェーダーを使う代わりに、手の動きでエフェクターやオートメーションのコントロールを行うことができるようになり、3次元での音楽表現の可能性を探ることができそうです。

$149 プリオーダー受付中

 

Source Audio

 

 

 

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2013年の第一四半期にリリース予定のAbleton Live 9。現在ベータバージョンを試させてもらっています。メインカラーもグレーに変わり、気分も一新、大まかな印象ではありますが以前よりも断然音が良くなっていることに気がつきます。多くの新機能も搭載、そして専用コントローラーPUSHとともに新しい音楽制作環境を提案するAbleton Live 9。これから何回かに分けてその新機能を紹介していきたいと思います。

セッションオートメーション

たとえばボリュームフェーダー、シンセのフィルター、エフェクターのセンド、これらの操作の情報を記憶し、自動的に再生させる機能。

今までは他のDAWソフトウェア同様にアレンジメントビューにおいて各パラメーターのオートメーションを書き込むことができましたが、Live9からはセッションビューでも各クリップにオートメーションを書き込むことができるようになり、エフェクターの動きやミキサーの動きを含めた音楽的アイデアをクリップの中に貯めていくことができるようになります。ライブパフォーマンス用のアイデアを貯めておくのにも便利。またセッションビューからアレンジビューにクリップを並び変えた場合でもそのオートメーションは有効となります。

専用コントローラPUSHのために開発された新機能ではありますが、もちろんMIDIコントローラからの書き込みでも、マウスを使った書き込みでも、 ペンシルツールを使った書き込みも可能で、AUDIOクリップにもMIDIクリップにも対応しています。

このセッションオートメーションは多くの人が待ち望んでいた機能。これまでのバージョンでもいくつかの過程を踏めば同様のことはができたわけですが、今回のバージョンではダイレクトにこの操作をすることができるようになり、時間の短縮化、より直感的な操作ができるようになる機能です。

たったこれだけのことではあるのですが、これだけのことによって多くのユーザーがハッピーになれる気の利いたアップデート。

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