全世界で1300万枚のセールスを記録したというGotye(ゴティエ)の「サムバディ・ザット・アイ・ユースト・トゥ・ノウ ~失恋サムバディ (feat. キンブラ)」が今年度のグラミー賞年間最優秀レーコード賞を受賞。どこかセンチメンタルでありながらも先鋭的にも聞こえるサウンドは、新旧混ぜ合わせた様々な楽器がデジタルなプラットフォームに置き換えられ作り上げられている。

Gotyeによる「アルバム制作ドキュメンタリー」とAbletonによるGotyeインタビュー「ヒューマンファクター」(ビデオ下)は必見。Mac BookにインストールされたAbleton LiveやNovation LaunchPadなど私たちにも馴染みのあるツールがどのように使われているのかを見ることができる。「テクノロジー×ヒューマニティー=ニューミュージック」に成功した一つの例として学ぶべきことが多い。

 

 

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自宅で音楽を作っているミュージシャンやアナログレコードを集めているDJならばよーく分かると思うのですが、部屋の整理整頓はいつも悩みの種。そんな悩みを家具販売店IKEAがスマートに解決してくれます。おかげで彼女もハッピー。子供もハッピー。

 

紹介されている商品

  • EXPEDIT  レコード収納につかわれている棚
  • STOLMEN キーボードスタンドとしてつかわれている靴棚
  • KVISSLE ケーブル収納につかわれているオフィス用収納箱
  • FÖRHÖJA  フォロッピーディスクなどの小物収納につかわれているキッチン用収納箱

 

いよいよモーションコントローラの時代が到来。指を直接スクリーンに触れることなく、ジェスチャーによってコンピューターを操作することができる「Leap」はすでに去年から様々なメディアで紹介されていますが、いよいよLeapディベロッパー用キットの配布が開始され、各カテゴリーのディベローッパは様々なアイデアを練り始めているようです。

このLeap は$69.99という低価格でありながら1/100ミリ単位の動きまで認識することができ、Kinectのようなゲーム用コントローラよりも200倍の精度をもっているというディバイス。そうなればこれを音楽に用いることも当然考えられ、新しい発想の楽器もここから生まれてくる可能性は十分あるはす。まずはYouTubeで見つけたビデオをいくつか紹介しておこうと思います。

 

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たとえばAbleton LiveをコントロールするとなるとAbleton Pushがありますがフェーダーが付いていない。NI TraktorをコントロールするとなるとKontrol S4やS2がありますがそれらは持ち運ぶには大きすぎる。あれがあるけど、コレが足りない、、みたいな話が常に続いているここ数年のコントローラ事情。

そのてん、FaderFoxのコントローラは市場をにぎわすカラフルなコントローラとは違って流行に惑わされることのないデザインのドイツ産コントローラ。良質で格安。そしてとてもコンパクトなので持ち歩きにも便利。様々な種類のものがあるので、拡張コントローラとして必要なものだけを揃えていくのもアリ。

さて、アナウンスされたばかりのFaderFox UC3ですが、今回搭載されているのはクロスフェーダー・8つのフェーダー・8つのプッシュ式エンコーダー。8つのグループを使うことで合計136のパラメーターをコントロールすることができるスタンダードなデザイン。

 マック、ウィンドウズ対応はもちろんのことですが、iPadにも対応しているのが嬉しいところで、もしiPadのタッチスクリーンに物足りなさを感じているようであれば、かなり使い道がありそうです。 €169

FaderFox

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ドイツのベルリンという街に住んでいて「あ〜嬉しい」と思う場所がいくつかあるのですが、このSchneisersladenはそのうちの一つ。創業15年、Andreas Schneider氏が経営するアナログものだけを取り扱うショップ。東京の原宿にもFive Gという同じスピリットを感じることのできるシンセサイザーショップがありますが、ここではSchneider氏自らがセレクトした新しい製品が揃えられており、訪れた人は展示されているすべての製品を試してみることができ、これが「嬉しい」と思うひとつの理由でもあります。

先日行われていたNAMM2013では特にアナログシンセサイザーの躍進が目立ちましたが、このショップに来てシンセサイザーの大きなつまみをいじったり、パッチケーブルをつないでいると、「なぜ今アナログシンセサイザーなのか?」という問いに対する答えがなんとなく分かってくるような気がします。

それでは中に入ってみましょう。

クロイツベルク地区という今ベルリンでもっとも活気のあるエリアに位置するSchneiders Laden。入り口はなんとコレ(画像上)。画像だけ見ているとなんだかおどろおどろしい気もしますが、ベルリンではこのような落書きは(社会問題となっているようではありますが)割と普通なのです。決して美しい街並というわけではありませんが、一歩なかに足を踏み入れるとそこはめくるめくシンセパラダイス。

 


Moog Minitaur

MFB 503 Drumcomputer

eowave Magma

Doepfer Dark Energy2

OTO Biscuit

Elektron Analog four

Sherman Rodec Restyler

Knas Ekdahl Moisturizer

 日本でも割と馴染みのあるマシンが並べられてあるルーム-1。ここでもっとも気になったのがKnasというメーカーのスプリングリバーブ(画像上)。本体の上にあるバネをさわっているでけでもどこか遠くに持って行かれるようなドローンな音がする本物のスプリングリバーブ。

ではルーム-2の方へ。

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今回のNAMM2013で大きく目立ったのがアナログシンセサイザー。アナログオシレーターを使ったサウンドはデジタルで生成したサウンドよりも断然暖かみがあるもので、個人的にもそんな暖かい音が好みではあります。とはいっても音楽制作のあり方はこの数年の間に大きく変わりつつあり、一方ではデジタルによって生み出されるロボット的なサウンドが多くの人々に好まれ始めているのも一つの現象。

本日リリースになったAudio DamageのBitcomはそのデジタル路線を行く潔いプラグインエフェクター。16ステップのシーケンサーを使い入力するサウンドを切り刻み、内蔵するシンセサウンドを使いサイドチェーンをかけることのできるビットクラッシャー系エフェクター。

OS X Intel 10.6.0 or later, or Windows XP SP 2 or later; the installers include both 32- and 64-bit versions

Audio Damage

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