David Cranmer氏制作の「ピラミッドシンセ」第2弾。ピラミッド型のボックスの中にはEight stage phaserとWeird Sound Generatorが詰め込まれているそう。六角形のエレクトロルミネセンスも効果抜群。見ているだけでもどこかに連れて行かれそうなサイケデリックなシンセサイザー。
Ableton Liveの抱える難点の一つとされている「デュアルモニターの非サポート」
これを解決してくれるMax for Liveのディバイス「Ultimate Mixer 1.0」がM4L ユーザーライブラリーで発表されています。Max for LiveのAudio Effectorとしてこのディバイスを立ち上げると、別ウィンドにミキサー部が表示され、これによりデュアルモニターでAbleton Liveを使用することが出来るようになります。
v1.0:
– 伸縮可能なチャンネルミキサー
– スキンカラー対応
– トラックネームとトラックカラーの変更可能
– インサートディスプレイ
– センドコントロール
– I-O 、 モニターコントロール
– 50トラック(センド)まで挿入が可能
– Stay-on-top
– Auto-resize depending on window size
– MIDI & Key Mapping 設定可能
-Live 8、9に対応
残念なのはCPUへの負担がかなり大きいことや、Ultimate Mixerの画面からはプラグインエフェクターやプラグインシンセの選択が出来ないことですが、バージョンアップにも期待できそうです。Ableton Liveのヘビーユーザーにとっては願ってもなかった機能追加となりました。
Ultimate Mixer 1.0 $9.99
チェコ共和国のシンセメーカーStanduinoが設立2周年を記念してリリースした小型シンセサイザー π (Pi) リミテッドエディション。3つのランダマイザー・ノブを使いドローンサウンドやノイズサウンドを探求することのできるシンセサイザー、160€。MIDI In、クロックシーケンサーを使ってfrauAngelico(ドラムマシン)microGranny (グラニュラーサンプラー)と同期させるのも面白そう。下のビデオはそのStanduino トリニティ・デモンストレーションビデオ。
NTHSynthが発表した「Luminth Generative Music System 」はUSBコントローラ「Luminth」とソフトウェア「Luminth Orbiter」のセット。音楽の難しい知識がなくてもメロディやリズムを簡単に作り、コントローラをプッシュすることによって操作していくことができます。サウンドはソフトなエレクトロニックで、リラックス用のミュージックボックスとしても活用できそう。光るコントローラがなんとも愛らしいです。
Luminth Generative Music Systemは現在クラウドファンディングKickstarterに出品中。6月13日まで。
今月末にXILS-labからリリースが予定されているプラグイン・ボコーダー「XILS V+」。ローランドが1980年代初頭にリリースしたVP-330(YMOのトキオ!で有名なあのロボットサウンド)をエミュレートしたようなデザインになっていますが、はっきりとした記載はされていません。この「XILS V+」は10バンドビンテージボコーダーのエミュレートに加え、Top Octave Dividerというオシレーターを使ったストリングサウンドとヒューマンボイスをブレンドしていくことのできるプラグインで、XILS-labのオリジナル機能も多く搭載。USBドングルによるコピープロテクション方式に関してはブーイングが多くあるようですが、ボコーダーファンとしてはとても気になる製品の一つ。
現在「XILS V+」のフリーライセンスが当たるクイズが実施されています。ハードウェアボコーダーと「XILS V+」 の2種類のオーディオサンプルを聞いて、どちらが「XILS V+」のサンプルか当ててくださいとのこと。興味ある人はこちらよりどうぞ。(でも、ちょっと難しくないですか?これ)
プリオーダー €89
Amazing NoisesがリリースしたMax for Live専用のディバイスSpectrum Sampler。音声のスペクトル成分をサンプル&ホールドするというアイデアのエフェクターで、不協音・ノイズサウンド・ドローンサウンドを作ることができます。ダブステップ系の耳を突き刺すようなノイズとは違い、奥行きのある品のあるサウンドがとても好印象で、ダークなテクノトラックを作る時には絶対使ってみたいエフェクター。Macもwindowsも使えて€4。