Aerodrumsがリリースした「エアーキット」はPlayStation3用のカメラEye を使ってドラム演奏をすることができるバーチャルドラムキット。カメラがユーザーのドラムアクションをキャッチし、コンピューターにインストールしたドラムキットが反応をする仕組みになっている。持ち運びにも便利、近所からの騒音苦情もこれで解決するのかも!
「エアーキット」には専用ソフトウェアのほかにドラムスティック、USB ライト(カメラがユーザーの動きを読み取りやすくするため)、サングラス(USBカメラの光から目を守るため?)、フットピース、マニュアルが付属する。Playstation Eyeは別途購入が必要。
専用ソフトウェアにはハイクオリティなアコースティックとエレクトリックのサンプル音源が付属している。例えばハイハットの足ペダルの上げ下げによって58種類の音を使い分けることもできるそうだ。
さらに、「エアーキット」はMIDIアウトもサポートしている。つまりToonTrackのEZ Drummer のようなプラグインソフトウェアを使って演奏することができたり、DAWソフトウェアにドラムレコーディングをすることができたりもする。ビデオをみた感じでは音のレスポンスも良さそう。
Continue reading »
スコットランド・グラスゴー出身のプログラマー・作曲家・ギーク・テルミンヒーロこと Greig Stewartによる NESショルダーキーボードを使った演奏。曲は米人気ドラマ「ゲームオブスローンズのテーマ曲(8ビットバージョン)」
Greig Stewartが作ったショルダーキーボード「NESKeytar」は任天堂のゲームマシンNES(任天堂エンターテイメントシステム_初代ファミコンの海外向けバージョン)が使われており、本体には「ギターヒーロー」のギターコントローラ、おもちゃ鍵盤、そして二つのゲームコントローラが取り付けられている。
音源はNECのオリジナルチップ RP2A03 chipが使われ、Pure Data (pd)という言語で書かれたソフトウェアは Raspberry Pi によって動作、アルペジエーターとドラムシーケンサー機能が装備してある。後ろから飛び出すレーザー光線はMIDIコントロールされているというのも驚きだ。
しかも、これだけ改造してあっても元の通りのゲームマシンとしても動作するそうだ。
それではビデオの方をどうぞ。
Continue reading »
世界最古の電子楽器とされるテルミン。世界最古の電子楽器がキーボードのようなインタフェイスではなくジェスチャーを使う楽器だったなんてなんだか不思議な話です。目を使わなくても手の動きだけで音楽を奏でることができるなんて、今の時代だからこそロマンスを感じるわけです。
とはいえ、相当なトレーニングを積まないと音楽らしき音楽を奏でることの出来ないテルミン。しかし、Moog によって開発された新しいテルミン Thermini にはチューナーが内蔵してあったり、オートピッチのようなピッチ修正機能もついているということで、いくぶん演奏の方は楽になるのでしょう。
音色の方はiOS Animoog のエンジンが積まれており、これまでのテルミンよりも音色幅が大きく広がります。また、ピンポンディレイも内蔵しているのでサウンドに潤いを加え、気持ちのいい演奏ができそうです。MIDI in CV out付き、内蔵スピーカーも付いたモダンテルミン。
さて、新しく公開されたThermini のデモンストレーションビデオですが、「キルビル」のようなDorit ChryslerさんがTherminiの可能性について語ります。ドローン、そして時には切れのあるパフォーマンスを、見せてくれます。見所は2:10あたり。