jonbenderrによって作られたMax for Live 専用ディバイスMegaloop 1.0は、Ableton Liveのセッションビューに並べた8つまでのクリップをシーケンスコントロールすることができるディバイスです。クリップを並ならぬ早さでローンチすることができたり、ある時は全く順不同なローンチをすることによって思いもしなかったようなループを作ることが出来ます。デモンストレーションビデオ1:58 あたりからその効果を見て聞くことが出来ます。Ableton Live のローンチボックスの知識がないと設定にやや戸惑いますが、ビデオの画像が示す通りに設定していけば上手く動きます。

Megaloop 1.0Max for Live.comより無償ダウンロード可能

 

 

 

 

 

 


サッカーのワールドカップブラジル大会もたけなわ。8日午後5時(日本時間9日午前5時)からの準決勝ではドイツとブラジルの対戦が決まり、私の住むドイツベルリンではいま、町中あちらこちらでドイツの国旗を見かけます。普段サッカーを見ることのない私でもこの時期だけは格別。とはいってもテレビ中継を見ていても音楽に耳が行ってしまうのはいつものことで、今更ながらではあるのですがフランスの国歌はビートルズの「All you needs love」のイントロで使われているフレーズであることに気がついたり、選手入場の際のドラマティックな曲のアレンジは屋敷豪太氏が担当していることを知ったり、音楽豆知識が増えたりもしてます。

屋敷豪太氏のすばらしい仕事はそれだけではありません。ブラジル代表のネイマール選手の応援歌『Neymar Jr. Chant』のプロデュースはさすがの出来映え。

この応援歌では「ネイマール選手のベストシーン」からフェイント、ドリブル、キックなどの音がサンプリングされビートが構築されています。パナソニック演出によるビデオではスパイク型のテーブルに10台のターンテーブルが設置され、DJ TAKAKIによる華麗なDJミックスシーンを見ることができます。

ネイマール選手の有名なプレイの(テンポの)ほとんどはBPM133.33 という分析もされ、このテンポに合わせたトラックが作られているというのも流石。BPM133.33 は最も人間が乗りやすい、盛り上がるリズムともいわれているそうです。サッカーを見る上でのひとつのヒントにもなりそうです。

 

 

 

Panasonic Neymar Jr. スペシャルコンテンツでは『Neymar Jr. Chant』で使われている10個のサンプリングサウンドをスタッド型のプレイヤーで聞くこともできます。

残念なのはネイマール選手の準決勝戦欠場。この応援歌をW杯で聞くことはできなさそうです。

Gota Yashiki Facebook

 

 

 

 

 

ローランドのドラムマシンTR-808 のCPUをアップグレードするキットQuicksilver 808 がSocial Entropy 社より間もなくリリースされるようです。 詳細はまだ発表されていないのですが、これまでの同社によるQuicksilver 606やQuicksilver303 と同様に、本体のCPUを付け替えることによってオペレーティングシステムの機能を拡張し、MIDI コントロールモード(USB/MIDI IN OUT/MIDI Clock)や各インストゥルメントのアクセント機能、ライブパフォーマンスに便利なROLL機能やMUTE機能が追加されるものと予想されます。詳細は後ほど。

下のビデオはTR-606のCPUアップグレードキットQuicksilver606の概要ビデオとシャッフル機能のデモンストレーションビデオ。

 

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イギリスのブリストルに拠点を置くModulus Music という新しいメーカーによって開発中のポリフォニックシンセサイザーModulus 002。先週このModulus 002 のティザーサイトが公開されて以来、かなりの注目を集めている期待のシンセサイザーです。本日、Modulus Music 公式サイトではより鮮明な画像といくつかの追加デモサウンドが公開されました。

およそ5オクターブの鍵盤+たくさんのツマミやスイッチが付いた大型シンセサイザー。キーボードプレイヤーにとってはたまらない作りですね。本体の右下のツマミ群はシーケンサーなのでしょうか?、まだ詳細は明らかにされていませんが、今の段階で分かっていることはデジタルとアナログのハイブリッドシンセであるということ。ポリシンセサイザーの勇 Prophet12 を凌ぐシンセなのでしょうか?それともデジタル時代の先端を行くリーズナブルなシンセなのでしょうか?乞うご期待。

Modulus Music

 

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着々とアップデートを重ねるSteinberg のDAWアプリCubasis 。5月にリリースされたCubasis バージョン1.8 ではオートメーションMIDI CCプログラムチェンジアフタータッチに対応するなどかなりの大型バージョンアップとなりました。本日リリースされたバージョン1.8.1 はメインテナンスアップデートとされていますが、新しくノイズゲートエフェクターが搭載されるなどやはり充実した内容のアップデートとなっています。

  • Bluetooth、AirPlay、HDMI を使ったオーディオアウト
  • noise gate エフェクター
  • オーディオエディタ内でのトランスポートコントロール
  • セットアップ画面のリニューアル

また本家Cubaseとのプロジェクトファイルのやり取りを行うための機能拡張「Cubasis Project Importer」もバージョン1.6 になっています。ダウンロードはSteinberg 公式サイトよりどうぞ。

Cubasis 1.8 のチュートリアルビデオも公開になっています。30分に及ぶ長い解説です!!

 



Cubasis はApp Store にて¥5.000

 

 

 

 

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コンボリューションリバーブというと最近ではどのDAWソフトウェアにも付属しているもので、「インパルスレスポンス」というファイルを読み込ますことによって様々な空間をシュミレーションすることができる優秀なリバーブです。

サウンドデザイナー/音楽プロデューサーDiego Stocco がリリースした「インパルスレスポンス・Convoluted ANODE」はデジタルシンセサイザーMeeblip Adore を使って作られた15種類のインパルスレスポンスが収録されているものですが、通常のリバーブ成分として使うインパルスレスポンスとは違い、パーカッシブなサウンドをデザインするDiego Stotto 独自の手法(リズミックコンボリューションテクニック)が取られています。

デモトラックは迫力満点。

 

 

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