スクリーンショット 2016-03-08 16.17.12

 

ただの909のサンプルサウンドならば全く珍しいものではありませんが、オランダのプロデューサーLegowelt(Danny Wolfers)が無償公開しているSMACKOS AMIGA 909は、Amiga ゲームマシン909サンプルフロッピーディスクをもとに作られたAbleton Live専用のドラムマシンです。8つのマクロノブを回していくと、昔テレビのドキュメンタリーで見た「ラブパレード」のような、20年前のテクノパーティーがフラッシュバックしてしまうかのような、そんなサウンドに変身します。

ダウンロードはLegowelt HPよりどうぞ。メールアドレスの記入も必要としないとっても太っ腹なサービスです。

 

 

 

Tagged with:
 

 

9368c817ee92f21e54d7383b6471bcaf_original

 

ハードウェアインストゥルメントを自分でデザインできる時代がやって来ています。Augmented Instruments Laboratory, C4DM社によるBELAは、クラウドファンディングKickstarterにてプロジェクトが開始されたばかりですが、目標金額の£5.000を既に突破しています。

Belaは、ユーザーが独自に電子楽器をデザインすることができるプラットフォームで、ユーザーはコンピューターソフトウェアでデザインしたシンセやエフェクター等をBelaにアップロードすることによって、ハードウェア楽器として利用できるようになるものです。

 

 

Belaは、BeagleBone Blackが基となり、USB端子、SDカードスロット、イーサネット端子、スピーカーアンプ付きステレオオーディオi/o、8チャンネルの16ビットアナログi/o、16GPIOを装備するなど、楽器製作用プロットフォームに改良されています。以前にもAXOLOTIという同じコンセプトの製品を紹介しましたが、Belaの場合はデジタル楽器の開発にとって大きな悩みであるレイテンシー(遅延)問題を1ms以下に抑えたことが大きな特徴で、リアルタイムのパフォーマンスに対応できる楽器の製作が可能になります。

レイテンシーは、アナログ信号とデジタル信号との変換処理に置いて発生する問題で、あまりにレイテンシーが大きくなると、機器を操作した際に感じる「遅れ」が生じ、操作に違和感を感じさせるものです。Belaによる比較データによると、iPhone6+のレイテンシー値が9ms、Mac OS環境でのMIDIのレイテンシー値が5.0msとなり、Belaが高性能なコンピューターよりも優れていることが示されています。

 

c3ff45868aef783ef06b6a013d26ee94_original

 

Continue reading »